『トーナメントの書』Kindle製作中:リフロー型とフィックス型
ルネ・ダンジュー著『トーナメントの書』
さっそくKindle制作に着手…… というか、ほぼ出来上がりました。
ただ、ちょっと思うところがあって作り直すことに。
これまでに作った電子書籍はすべて「縦読み」で「リフロー型」という形式でしたが、今回は対訳で載せたいので「横読み」になります。さらに、バーテルミー・デックの挿絵を原著と同じく見開きで表示したいという野望がある!
はじめは、慣れたリフロー型で作っていたのですが、どうもうまく表示できない。試行錯誤の末、「固定レイアウト型(FIX型)」に変更することに。
で、レイアウトを全面的に作り直しているところです〜
ちなみに、「リフロー型」というのは、閲覧する端末のサイズや向きに合わせて、表示される文字数などが流動的に変化するタイプ。
「固定レイアウト型(FIX型)」は、文字のサイズや行間・画像の位置などが固定されているタイプ。
文字メインの本はリフロー型が向いてて(読み上げ機能もある)
挿絵が多いなど「見せ方」にこだわるなら、固定レイアウト型がおすすめ。
なお、マンガの電子書籍はまた別の形式になりますし、紙の本もさらに別の形式で作らなければなりません。だから、紙の本と電子書籍を同時に刊行するのは、裏方で作業しているオペレーターがまあまあ大変なのです💨
善良王ルネ・ダンジューの『トーナメントの書』
1月16日からカクヨムで全体公開版(挿絵なし)も完訳・完結!
pixivFANBOX版(有償)は挿絵つきです。お好きな方でどうぞ。
pixivFANBOX:目次と情報量のめやす
解説と総合目次(※全体公開)
(1)イントロダクション:申し込みから告知まで:約19,200文字/挿絵5枚
(2)武器と防具:約8,700文字/挿絵5枚
(3)馬具と競技場の仕様:約3,700文字/挿絵5枚
(4)開催都市に入る順序としきたり:約9,800文字/挿絵4枚
(5)公開審査と悪党への処遇:約6,700文字/挿絵2枚
(6)審判に忠誠を誓う:約5,400文字/挿絵2枚
(7)高貴な女性と名誉ある騎士:約6,500文字/挿絵1枚
(8)当日、競技直前の準備:約6,900文字/挿絵3枚
(9)当日、競技開始:約10,500文字/挿絵3枚
(10)終了後、翌日の個人戦と表彰:約6,900文字/挿絵1枚
(11)その他の規則:約6,500文字/挿絵なし🆕
今のところ、pixivFANBOX有償プランのみで公開している未邦訳資料ですが、もうすぐルネの誕生日(1月16日)なので、記念日に合わせて
オープンな場所で「挿絵なしバージョン」を公開したいと考えています。
日仏対訳にするか、日本語訳のみにするか思案中🤔
\ここから下は自著とコンテンツの宣伝です/
▼7番目のシャルル、聖女と亡霊の声
※noteのヘッダとアルファポリス版の表紙画像はPicrew「IIKANJI MAKER」で作成したイラストを加工し、イメージとして使わせていただいてます。
▼7番目のシャルル、狂った王国にうまれて【少年期編完結】
※アルファポリス版の表紙画像は離雨RIU(@re_hirame)様からいただいたファンアートを使わせていただいてます。
自著の紹介
既刊:デュマ・フィスの未邦訳小説『トリスタン・ル・ルー』
2022年10月21日、シャルル七世即位600周年記念にリリースしました。
Kindle版(電子書籍)とペーパーバック版があります。
新刊:『十九世紀の異端科学者はかく語る』
ジョン・ラボック著『The Pleasures of Life』第一部を翻訳・書籍化しました。訳者・序文で「ダーウィンとラボックの師弟関係」を書き下ろし。