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GOTO(ごうとう)とニアミスしたかも

『十九世紀の異端化科学者はかく語る』の発売日(27日)が迫ってきたので、本の宣伝か制作中のよもやま話を語りたいところですが、ちょっと気がかりなことがあったので、備忘録を兼ねてそのことを書いておきます。

GOTO(観光庁の旅行支援のやつではない)

簡潔に言うと、押し込み強盗とニアミスしたかもしれない。

いつものようにマンションのエントランスに行くとエレベーター前に先客がいました。その人はハガキ大のメモ?を至近距離で凝視していて、私が来てもまったく気にする素振りを見せない。

商業施設ではなく、マンションのそういう場所で誰かと一緒になった場合、先か後かに関係なく、ちらっと見てスルーするか、気さくな人は会釈くらいするかもしれない。

今にして思えば、はじめから怪しかったのかもしれない。

とはいえ、私も当初は特に気にしていなかった。
その人にとって、周りが見えなくなるほど気になる郵便物を見ていたか、来訪者が行き先フロアを確認していた可能性も考えられる。

エレベーターが来て、前にいたその人が先に乗り、最上階のボタンを押しました。
続いて私が乗り込み、降りるフロアのボタンを押す。
目的のフロアに着いて普通に降りようとしたら…

その人、私にぴったりくっついて同じフロアで降りたのです。

なんだか嫌な予感がして、とっさにスマホを取り出すと、着信を確認するふりをしながら鍵を出さず部屋の前にもいかず、私は廊下の片隅に寄って、その人を先に行かせようとしました。

すると、その人はエレベーターの前で立ち止まり、私を追い越して先に行くこともなければ、フロアや周りを確認することもなく、相変わらずハガキ大のメモを顔の至近距離まで近づけて凝視している。(今にして思えば、顔を見られないようにしてた?)

しばらくして、エレベーターが閉まりかけたら、いきなり回れ右をして再びエレベーターに乗り込んだ。

ドアがしまってエレベーターが動き出すのを確認してから、私は部屋に入って鍵をかけ、念のため、家中の戸締りをチェックしました。

あの人は何だったんだろう。人につられて別フロアで降りることもあるかもしれない。でもその人はこっちを見るとか辺りを見回してフロアや部屋番号を確認するとか、そういう動きは全然なかった。
エレベーターに乗る前も、乗っている最中も、私の後ろにぴったりついて降りた時も、エレベーター前で立ち止まってから再び乗り込むときも、ずーっとハガキ?を凝視していて一度も顔を上げない。明らかに不自然だったと思う。

悪い想像をするなら、私が鍵を開けて部屋に入るときに押し込み強盗するつもりだったのでは…😱 考えすぎだろうか。もちろん私が気にしすぎている可能性もあるし、知らない人をむやみに疑いたくない。

……でもなぁ、屈強な同居人がいるならまだしも、犯罪に巻き込まれることに比べれば慎重すぎるくらいで良いと思っている。

若干フェイクまぜてますが、大体そんな感じです。くわばらくわばら。

即興で書いたから文章が乱れているな。特に語尾が安定しないw


著書について

新刊:『十九世紀の異端科学者はかく語る』

ジョン・ラボックのエッセイ『The Pleasures of Life』第一部を書籍化します。
訳者・序文で「ダーウィンとラボックの師弟関係」を書き下ろしています
5月27日(土)大安吉日にKindle版をリリース。予約受付中!

カクヨム版『19世紀の異端科学者はかく語る』完結しました。
Kindle版リリースに合わせて、序文3ページを残して本文を削除しました。



既刊:アレクサンドル・デュマ・フィスの未邦訳小説『トリスタン・ル・ルー』

2022年10月21日、シャルル七世即位600周年記念にリリースしました。


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しんの(C.Clarté)
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