【 東京十社めぐり:No.4 】 氷川神社(港区赤坂)
2022年2月を過ぎ、前厄の年となりました。そんな私ですが、今年は東京十社を毎月1か所づつ巡る【東京十社めぐり】をすると勝手に決め、先週の5月29日(日曜日)は第4回のめぐり日でした(笑)
ちなみに、十社をめぐりのに順番に決まりはないとのことらしかったので、最初は「日枝神社(赤坂)」、第2回は「王子神社(王子)」、第3回は「亀戸天神社(亀戸)」、今回は「氷川神社(赤坂)にしました!
東京十社とは
明治天皇が明治元年(1868)に准勅祭神社と定めて、東京の鎮護と万民の平安を祈願されたお社のことで、当初は12社が定められていました。1975年に昭和天皇即位50年を奉祝して関係神社が協議を行い、准勅祭社から遠隔の府中町六所宮と埼玉県久喜市の鷲宮神社を外し、23区内の10社となったそうです。
氷川神社とは
東京都港区赤坂六丁目にありますが、同じ港区内の白金にある白金氷川神社、元麻布にある麻布氷川神社と区別するため赤坂氷川神社とも言われています。天暦5年(951年)、蓮林僧正が霊夢を見て、現在の赤坂四丁目のあたりに奉斎したと伝えられていますが定かではありません。その後、享保15年(1730年)4月、江戸幕府第8代将軍徳川吉宗の命により、現在地に遷されました。現在の社殿はこの時に造営されたもので、東京都の有形文化財に指定されています。ちなみに江戸幕府による尊信は厚く、14代家茂公まで歴代将軍の朱印状が下付されたらしいです。
勝海舟とも縁が深い?
勝海舟が1872年より亡くなる1899年までこの神社のそばに寓居しており、その縁で「氷川翁」、(大言癖から)「氷川の大法螺吹き」などと呼ばれた。『氷川清話』という海舟の語録もある。またこの神社に遷座した古呂故(ころこ)稲荷、地頭(じぬし)稲荷、本氷川(もとひかわ)稲荷、玉川(たまがわ)稲荷を合わせて「四合(しあわせ)稲荷」と名付けたのも海舟らしいです。
神前結婚式をチラ見
昼前の11時過ぎにお邪魔しましたが、神前結婚式を終えたカップルに出会いました。珍しいと思いつつ、先に進むと本殿ではもう一組の神前結婚式が執り行われていました。雅楽の調べが響く中で由緒正しい結婚式という雰囲気で不思議な感じでした(笑)
ちなみに、”大安の日”かと思っていましたが”友引の日”でした・・・
山車展示場をのぞく
全国的にも貴重な「江戸型山車」が展示されていました。山車はかつて「江戸の祭の華」といわれ、江戸から東京の著名な神社の多くの祭礼に曳き出されました。時代とともにその姿を消してゆくことになりましたが、この地域には奇跡的に山車の一部と、山車人形9体が遺されているとのこと。江戸の華やかな祭文化を伝える山車を間近で見ることが出来る貴重な場所です!!
大銀杏の生命力に感動
敷地内にある大銀杏は推定樹齢400年で、幹の周囲は約7.5mにもなる大きな銀杏樹です。御社殿が遷座する以前よりこの地に生育していたと考えられ、江戸時代初期から歴史の変遷を見守ってきたシンボル的存在といえます。昭和20年(1945年)の東京大空襲により、幹の大部分を焼損することになったそうですが、毎年11月下旬に色鮮やかに黄葉し、見るものに生命力の強さと神秘さを感じさせているとのこと。凄いですよね・・・
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