【東京十社めぐり:No.2 】 王子神社(北区王子)
2022年2月を過ぎ、前厄の年となりました。そんな私ですが、今年は東京十社を毎月1か所づつ巡る【東京十社めぐり】をすると勝手に決め、今日は第2回のめぐり日でした(笑)
ちなみに、十社をめぐりのに順番に決まりはないとのことらしかったので、最初は「日枝神社(赤坂)」、今回は「王子神社(王子)」にしました!
東京十社とは
明治天皇が明治元年(1868)に准勅祭神社と定めて、東京の鎮護と万民の平安を祈願されたお社のことで、当初は12社が定められていました。1975年に昭和天皇即位50年を奉祝して関係神社が協議を行い、准勅祭社から遠隔の府中町六所宮と埼玉県久喜市の鷲宮神社を外し、23区内の10社となったそうです。
王子神社とは
旧称は王子権現と呼ばれ、この一帯の「王子」という地名の由来である。いま放送されているNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」にも出てくる源義家が奥州征伐のおり、当地で金輪仏頂を修法、凱旋の日に甲冑を奉納したとされる神社です。ちなみに、社殿は第二次世界大戦で焼失し、戦後に再建された鉄筋コンクリート造の権現造となります。王子神社には戦前の建築は残っておらず、西音寺には当社より移築された鐘楼が残るらしいです。あと、境内には樹齢600年以上の東京都指定天然記念物のイチョウがあります。
王子神社の攝末社(せつまつしゃ)
神社本社とは別にその神社の管理に属し、その境内または神社の附近の境外にある小規模な神社のことで、摂社(せっしゃ)と末社(まっしゃ)と併せた呼称です。王子神社には「関神社」と呼ばれる「髪の祖神」を祭る攝末社があります。髪の毛に縁が深い神社として、毛髪を取り扱う業者が毛髪報恩と供養の為に、昭和36年に「関神社」境内に「毛髪の塔」を建立し、永く報恩の一助とするため『毛塚』と命名したそうです。