ミツバチと暮らす8 〜ミツバチを寄せる。巣箱の仕上げ
ミツバチに興味が湧き上がっている。
数年前から、気になっていたミツバチ。
山林を目指す車中、なぜか蜂の話で盛り上がったのが再燃のきっかけ。
趣味の養蜂という世界があるらしい。
自家製ハチミツが作れる。なまら美味いとの声。
共に暮らすには、まず相手を迎えねば。
ミツバチを迎え入れるには、巣箱だけでは万全とは言えない。
先日作った巣箱を仕上げます。
ニホンミツバチを寄せる、蜜蝋塗りや、待ち箱ルアー
についてのnoteです。
(キンリョウヘンの栽培は、次のステップでやりたい)
■巣箱の仕上げ 蜜蝋を塗る
ミツロウはネットで購入。
・蜜蝋を塗る理由
巣箱が完成したら、ニホンミツバチを誘引するために蜜蝋を塗る。
・ニホンミツバチは、巣の候補地を探す際に、もともと巣があった場所を好む
・ミツロウにはフェロモンの物質が含まれている
蜜蝋はミツバチが体内で生成する巣の材料。
ニホンミツバチの誘引に効果がある。
蜜蝋が付着し、その香りが残っていることは、以前その場所でニホンミツバチが巣を作っていたことを意味する。
ミツバチは、以前巣を作った場所を好む性質がある。
集めたいミツバチの蜜蝋を使うことに、注意。
セイヨウミツバチの蜜蝋では塗っても逆効果。ニホンミツバチの蜜蝋を塗る必要がある。
蜜蝋を塗る時期は分蜂の直前の春先が理想。
それよりも前に塗っても、十分効果はある。
・蜜蝋を塗る場所
たくさん塗ったからといって効果が上がるとは限らない、ポイントを絞って塗る。
巣箱の天井部分
巣箱の天井部分のスノコの部分に塗る。
巣門
巣門にも塗る。
(塗らない流派もある)
・蜜蝋の塗り方
蜜蝋は薄く塗れば十分。
ベタベタに塗り塗ると逆効果。
ベタベタに塗ると、巣を作るときに邪魔になるのでニホンミツバチが嫌がる。
蜜蝋の融点は65℃程度。
塗布した蜜蝋は、一年程度もつ。年に1回春に塗れば十分。
蜜蝋を温めていると匂いにつられてミツバチが寄ってくる。
ミツロウ以外は巣箱に塗る必要は無い。
(ハチミツを塗る流派もある。
が、巣の候補地を探す探索バチと、ミツを集める働きバチの役割が異なるため、働きバチを集めても効果が無いとの考え)
塗り方1: 王道
薪ストーブ、などで塗装面を熱してから、蜜蝋をこすりつける。
塗り方2: アイロン利用
スノボ用のアイロンを利用。僕はこれでやりました。
65度以上に設定。アイロンが設定温度にあったまったら、蜜蝋をアイロンの発熱面に接し、ぽたぽた溶けた蝋をすのこに落とす。アイロンを移動させながら、一定間隔で落とす。
すのこ面に落ちて一度冷え固まった蝋を、アイロンをかけながら薄く伸ばしていく。
蝋が足りなかった箇所は、また溶かした蝋を落として塗る。
塗り方3: 塗面加熱式
バーナーの火で木の表面を加熱し、そこに蜜蝋をこすりつける。蜜蝋が木の表面で固まってしまった場合は、ドライヤーの温風で溶かす。
■待ち箱ルアーを設置する
キン様との愛称で呼ばれ、蜜蝋の誘引効果よりも期待ができる植物がある。
それが、キンリョウヘン。ランの仲間の植物。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/キンリョウヘン
昔から、キンリョウヘンに網をかけ、巣箱の脇に配置して、ハチを寄せていたらしい。
https://jumokutane.blog.fc2.com/blog-entry-527.html
そんなキンリョウヘンの誘引物質を分析して、合成して、商品化したものが、待ち箱ルアー。
キンリョウヘンの栽培にも、チャレンジしたいけど、分峰タイミングまで時間がなかったので、今回は購入。
ちなみに、
この方法で、3つの巣箱を設置しました。
設置して数時間後には、1つの巣箱には探索バチが飛んできたので、効果は高そうです。
(巣箱に出入りしているミツバチの姿、可愛いし、なんだか感動します。
あなたもぜひ!
、、
最後まで読んでいただき、感謝です(ペコリ)
ミツバチよって来てくれると、うれしいです。
さらに、ミツバチをお迎えできれば、うれしいです。
連載 ミツバチと暮らす
ミツバチ、養蜂について、連載で書いてます。
よければ読んで欲しいです。
ミツバチサポートのお願い
二ホンミツバチの昨今の減少は危惧されていたりもします。
活動域の減少や、薬剤の散布などが影響といわれたりもします。
「ミツバチ、ええやん」
「ミツバチ、養蜂、応援するよ」という方いたら、記事買っていただけると、嬉しいです。活動の元手(重箱の作成、誘引剤の購入)にさせて頂きます。
こんなの作ったら、やったら楽しいのでは?というご意見も添えてもらえると、嬉しいです。やってみます。
(購入に伴う、追加情報はありません。
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