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シンカリオンZ 第12話 「秘技!デュアル・グランパス・システム」 感想

今週もやって参りました!シンカリオンZ感想です!
今週はN700Sのぞみ編後編ということで、安城兄弟のさらなる掘り下げが行われました。そしてサブタイトルの「デュアル・グランパス・システム」とは…?
では本編感想行きましょう。

・本編感想

この作品のアバン、かなりの高確率でアブトの夢から始まりますよね。まあ毎回のストーリーの流れ的に仕方ないのですが…

OP明け、シマカゼの回想シーンで昨年引退したのが記憶に新しい東海道仕様の700系がいきなり登場してびっくり。
安城兄弟の掘り下げのためのN700A登場シーンですが、こうさりげなく700系も出してくる辺りがシンカリオンらしいですよね。
時系列的には2014-2015年辺りだと思われます。

ナガラは兄であるシマカゼに「追い付き追い越すつもりで頑張ったからここまで来られた」という。
これはN700Sにも同じことが言えて、N700SはN700Aより後になって作られた、言わば弟分なんですよね。車内設備や車両性能も後から登場したN700Sの方が優れている。今回の安城兄弟の適合率問題はこれと重なる部分があるのではないかと思います。
シマカゼはN700Aの象徴、ナガラはN700Sの象徴であることを表している良いシーンでした。
ここで流れている前作からの劇伴「心動く」もめちゃくちゃ良い曲なんですよね。僕も大好きな一曲です。

Zコード探しの時にソウギョクと一緒にいたのは、シルエット的にOPで3人いるテオティのうちの最後の1人ですかね。

今回舞台となった、Zコードのある場所は「博物館 明治村」。ここの敷地内を走る蒸気機関車も今回登場しましたね。
明治村の機関車の存在は昔見た「のりもの探険隊」というビデオで知っていたのですが、そこではやたら長尺で映されていた記憶があります。
感銘を受けるハナビに対する「別にここじゃ普通だけど」という冷静なツッコミが笑えました。

またしてもアブトの夢。
アブトがあの車両のことを「闇の新幹線」と呼んでいたので、正式名称が判明するまでは次回以降の感想記事でもこの呼称を使っていきましょう。「E5系と漆黒の新幹線を足して二で割ったような車両」じゃ長いですからね。
また、アブト父と思われる人物の姿がより鮮明に映されていました。服装からするとテオティ化(?)してしまったようにも見えますが…

戦闘シーン。
ついにN700Sのぞみの「デュアル・グランパス・システム」がお披露目。
まあ放送前までは「デュアル・グランパス・システム」って何ぞやという状態だった訳ですが、その実態はシンカリオンの2人乗りのための機能でした。
前回の「運転士と車掌」という台詞を何かしらの形で回収してくるだろうなーと思っていたんですが、”シンカリオン2人乗り”で来たか。
ハヤトとシャショット、シンとスマットも2人乗りみたいなものなので微妙ですが、”2人とも人間”という意味では初の2人乗りのシンカリオンと言えますね。
N700Sのぞみの必殺技は「イヌクギクロー」。数ある鉄道用語の中から犬釘が抜擢されるとは思わなんだ…

エピローグでのやりとり的に2人乗りは今回が最初で最後で、次回以降はナガラ1人での操縦になりそうですね。
そしてソウギョク、まだ2回しか登場してないのにもう最後のカードとか言ってるよ… Zでの敵はあくまでテオティですし、ソウギョクは早期退場全然あり得るんじゃないですかね。

・まとめと次回

…良かった!!と心の底から思えました。もしかしなくてもこれまでのシンカリオンZで一番良かったですね。
「運転士と車掌」の回収も上手かったですし、N700S、N700Aとナガラ、シマカゼの対比なんかはシンカリオンらしくて好きですね。”これぞシンカリオン!”というのを久々に見たなぁという感じです。
前作から清洲リュウジが登場という一大イベントもありましたが、それを抜きにしてもN700Sのぞみ、安城兄弟登場編として完璧といえる出来だったのではないかと思います。
シンカリオンZはサブ脚本の登板率も高くて、脚本家さんによって話の出来に差がある印象ですが、山下憲一さんは前作にも参加されてただけあって抜群の安定感でしたね。今後も…特に前作キャラが絡んでくる場合は是非また書いてほしいところです。

次回は「起てよZ合体!関ヶ原総力戦!!」
鉄道総研…またの名を鉄道総合技術研究所が登場するようです。僕らみたいな一般人はまず触れる機会の無い場所がどう描かれるか楽しみですね。
それからZ合体のN700Sヒダは登場するのか?一応予告にHC85系らしき車両は映っていましたが…

それで、次回の放送日は7月16日ということで、7月2日、7月9日と2回分も間が空くことになります。これですよ…放送時間がゴールデン帯になったことによる弊害。ドラえもん、クレヨンしんちゃんが金曜19時台放送だった時代に何度も経験しました。
それも来週の7月2日はポケモン1時間SPによる休止なんですよね。これまさにドラえもん誕生日SPの煽りを受けて休止になるクレしん状態じゃないですか。
ということで、放送休止期間に何も更新が無いのも寂しいですし、シンカリオンZも1クール終了という良いタイミングなので、7月2日か7月9日にシンカリオンZの12話までの総括でも書こうかなと考えています。現状だとネガティブなことが多くなりそうなんで気は進まないのですが…なるべく良いところも書いていこうかなと。

次回も更新予定です。この後の列車図鑑もよろしくお願いします。
それでは。

【列車図鑑】

No.12 N700系/N700A
2007年に東海道・山陽新幹線でデビュー。
それまで最新だった700系を土台に、さらなる高速性、快適性の向上が図られた。
最高速度は300km/hで、JR東海所有の車両としては初めて300km/hに到達している。
6年後の2013年には改良型のN700Aが登場。
N700Aとして新たに新造車両が投入された他、これまでに作られたN700系も順次N700Aへの改造が行われた。
N700系の改造車はスモールA、最初からN700Aとして作られた車両はラージAと呼ばれ、車体に描かれているロゴもそれぞれ異なる。

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