私が大手企業を3年半で辞めてフリーランスになった理由
私が大手企業を辞めた理由、それは「不安だったから」と「やりたい仕事ではなかった」からです。結論、辞めて正解でした。
今後2本の記事を投稿します。
① このまま同じ会社で働いていいのか?
② これこそが、本当に自分がやりたかったことなのか?
この2つに悩んでいる方の背中を押せればと思います。
その前の序章として、私は一体何者なのか自己紹介をしたいと思います。
3年半で退職しフリーランスへ転身
私は、現在25歳女性のフリーランスです。
コロナ自粛中にとある人と出会い「よし、会社辞めよう!」と決意して、上司に退職の申し出をしました。
そして、3年半お世話になった製薬会社の営業職(MR)をあっさりと辞めてしまいました。
会社が嫌いだったわけではありません。何か不満があったわけでもありません。
むしろいいお給料を貰えて、仕事も順調で、人間関係も良好でした。
新人の時からコツコツと営業の種まきを頑張った甲斐もあり、新人賞を頂くことができ、上司からの信頼も得て、頼ってくれる新しい後輩もできました。
全てが順調でこれから!という時に、辞める決意をしてしまったのです。
本当に大好きだった会社なので、迷惑をかけないように人事異動のタイミングである9月に辞めることにしました。
退職を決意したのが、3月。辞めたのが、9月です。
大好きな会社だったからこそ、「立つ鳥跡を濁さず」ということをモットーにして、その半年間は私にできる最大限の力で仕事を全うしました。
上司以外の職場の皆さんには辞める1カ月前まで退職の意向を伝えませんでした。いつも通りしっかり仕事したかったからです。
そんな会社で働けて本当に幸せだったのですが、辞めようと思った全ての始まりは私の「思考の変化」です。
私の思考の変化
実は私は会社員時代副業をしていました。
(副業を始めたきっかけはまた別の記事で)
副業禁止だったので、秘密にコソコソとやっていて、30万円の物販スクールにも通いました。(結局合わずに辞めてしまったのですが・・・)
その後は、私は英語が得意なので、ランサーズやクラウドワークスに登録して翻訳系の仕事をメインに受注していました。
仕事を発注して下さる方は経営者ばかりだったので、副業を続けていくうちに自然と色んな経営者と繋がることができました。
自分の好きな仕事で、好きな場所で働けて、会社員よりもずっと年収が高い経営者たちの姿を見て、「こんな世界があるんだ!」と衝撃を覚えたのを今でも覚えています。
今まで会社員しか知らなかった私は、「本当に狭い世界で生きていたな」と実感したのです。
「お金持ちになるには大企業で出世すればいい」「出世するにはストレスを溜めながら働かなきゃいけない」そうやって思っていました。
しかし、その世界を知ってからは、私はいつしか「会社員として働き続ける」という思考から「自分でビジネスを始めてみたい」という思考へシフトしていきました。
もっと自由に好きな場所で好きな仕事をしながら大きく稼ぎたいと!
会社員では経済的に自立できない
経営者になぜお金持ちが多いのか?
私はお金持ちを「経済的に心配がない状態」と定義します。
経営者の多くはビジネスでまとまったお金を稼いで、そのお金で大きく投資をして、更に大きな資産を構築しています。
最近では「資産運用」や「投資」という言葉も耳慣れた言葉となり、多くの方が実践しています。しかし、やはり大きな元手がないと大きなリターンもないのです。
100万円でも「少額」と言われる投資の世界です。
経営者達は数百万~数千万円単位で資産運用して利益を得ます。
年利5%の一般的な投資信託でも、1000万円を口座に入れておくだけで勝手に50万円の利益です。
そして悲しい現実ですが、汗水たらして一生懸命働いて収入をアップさせるよりも、投資してお金にどんどん働いてもらう方が、はるかに速いスピードでお金を増やせるのです。
つまり、この世の中は「お金持ちはどんどんお金持ちになるシステム」になっているのです。
私は、それに気づくことができました。
一方、会社の上司はどうだったか。
周りに影響されて高い家を買い、高い車を買っていました。
1000万円以上の収入があるにも関わらず、子どもの教育費、車のローンや住宅ローンの返済に追われて、お小遣い制度の上司すらいました。
皆でちょっと良いランチに行ってもお小遣い制の上司は1人だけ皆とは違う安いランチを注文していました・・・その姿をみて悲しかったです。。
『見かけ上(家、車、持ち物)』はお金持ちでも、経済的に余裕がある様には一切見えませんでした。
この人たちは急に解雇を言い渡されたらどうやって生きていくのだろう・・・そう思っていました。
毎日朝から晩まで仕事。上からのとてつもないプレッシャーと責任。なのに、どんなに頑張ってもアッパーは年収1000万。いつ仕事を失うのかわからない。
私は会社に「依存」している以上は一生お金の心配はついて回るな、そう気づいたのです。
起業は攻めでなく守り
私が会社を辞める直接のきっかけとなったのはある人との出会いでした。それも副業つながりで、よく聞くとその方は3社(現在は2社)経営する社長さんでした。
起業することは「人生で大きな攻め」であると思っていました。だからそんな勇気があって本当にすごいなと心から思いました。
しかし、その方がこう教えてくれたのです。
「起業は攻めじゃない。起業こそが自分を守る術なんだ」と。
当時は意味が分かりませんでした。しかし、今ならわかります。
終身雇用制度も終わり、超高齢化社会がやってきます。私が定年になる頃は年金給付額も今より減っているでしょう。
今回のコロナでも実感しましたが、本当に世の中何が起こるかわかりません。
どれだけ頑張って会社に尽くしても、解雇されるときは解雇されるのです。
会社にとって一番高い支出は「人件費」ですから、会社を存続させるためにまず人を解雇することは理にかなっています。
その中でも管理職の方々は特に高くつきます。リストラするとなったら真っ先に首を切られるのは管理職の方々でしょう。
もし40歳過ぎていきなり解雇されたら?会社が潰れたら?すぐに同じような給料がもらえる会社にすぐに転職できるでしょうか?
ものすごく経験・知識が豊富で、市場価値が高く、どんな会社に入っても即戦力となりうる人なら大丈夫でしょうが、ほとんどの人は路頭に迷ってしまうでしょう。
会社のシステムに乗っかって仕事をしている以上、そのシステムが潰れたり使えなくなったりすると仕事ができません。
人生100年時代、40歳ならあと死ぬまで60年あります。どうやって生きていきますか?
これを考えるだけでゾッとします。
しかし、自分でビジネスを立ち上げて稼ぐ仕組みを知っていたらどうでしょう。会社が潰れても稼ぐノウハウは潰れないので、お金を稼ぎ続けることができます。
そういう意味で、「起業は攻めでなく、守り」です。
予測不可能なこの時代、絶対に裏切らないものは「自分のスキル」です。
私は会社員時代考えました、今の自分に何ができるか?
MRの仕事をしていたので
・薬の知識はある
・MR資格を持っている
・人と話すのが好き
・PCスキルはそこそこ
・勉強は嫌いじゃない
じゃあ、クビになった時これでお金稼ぎができるのか。何もできないなと・・・。
そして現在
そして、最後です。
私は前項でお話した、社長さんから受注した仕事を全力で頑張りました。
月~金まで働いて帰宅後、仕事。土日は勉強と仕事。という感じでコミットしました。
すると、私の仕事ぶりを高く評価頂いて、私をフルタイムの外注として契約してくださることになりました。
そして会社を辞めました。
会社員時代のような高給、充実した福利厚生はもちろんないですが、日々新しい仕事を任せてもらえて自分のスキルが磨かれています。
仮に契約を打ち切られたとしても、また別の方と契約を結んでお金を稼ぎ続けられる自信があります。
私の30歳までの目標は自分の商品を作ること(=ビジネスを始めること)です。
起業して長く存続させて、そのお金で投資して最終的には投資だけで生きていける生活が理想です。
その為には、その経営者の下でもっと自分のビジネススキルを高めて準備したいと思います。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。