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目指せ初日の出! 年越しライド2024

 はぁい、皆様。お久しぶりです、B面です。
 A面の曲紹介をお読み頂いた方はお気付きかもしれないですが、大晦日のSAN値減少を食い止めるべく走り出したライドも無事終わったので、一昨年ぶり2度目の年越しライドの記事です。今回はまとめて1本になります。

前提条件

仕事が忙しくてローラー台すら乗れてない

 職場でサブの仕事がそりゃもう大忙し。なんとかイベントを成功裏に終わらせたものの、クリスマスイベントだったので、夏休み明けぐらいからまともに乗れてない。そしてお気に入りのコースも橋梁改修で短くなってしまったりしている。
 時折全てを投げ出してお昼から日没ぐらいまで外を走ったこともあったが、それだと精々60-80kmが限界である。コンパクトクランクならもうちょっと走れただろうが、今使っているのは46-30tのクランクである。そこまで距離は稼げない。
 ローラー台で走ればいいじゃん? と思うかもしれないが、それもそれで辛かった。なんせ10年もののビブタイツを使っていたのだ。もうパッドはスッカスカである。この冬ようやっと買い換えた時には感動すら覚えた。が、買い換えたからとてやる気が出たわけでは無い。なんせローラー台は景色が変わらない。よく「動画を見つつ走るべき」というが、本当にそれが最適解である。

「行ける」と思った理由

 まずは距離を短くした事が大きい。後述するが、今回は潮岬を目的地とした。そうすることで交通量は多いものの、路面状況の良さなどが確保できるからである。
 次に、追い風基調になると予報されたことである。
自転車においては風は重要で、当然向かい風より追い風の方が好まれる。和歌山は冬場は特に風の影響を受けやすく、河川敷などでは往路と復路で時速が10km以上変わることすらある。そのため、余り走り込めていない状態でも文字通り背中を押してもらえる、と考えた。

この馬、いつ見てもビビる

前回の年越しライドからの変更点

ポジション周りの変更

 具体的にはシートポストとステムの高さである。
 シートポストの高さはまだ詰めきれていないが、恐らく今後はサドルの突き出しも触る必要がありそうである。パワーをかけたい時とケイデンスで誤魔化す時の高さが違うのでなかなか面倒くさい。
 ステム高に関しては下げた形になる。それにより腕の落差が出るようになったため、肘と肩の楽さが大きく向上した。こんな時はATSシステムは使いやすい。悪口言ってごめんよ。

ビブタイツの変更

 今まで使っていたのはsportfulのタイツであったが、パッドが薄く長距離に余り向かなかった。基本的に欧米人に合わせた設計のため、製品の想定温度で使用するとモンゴロイドにはやや寒い。そして何より、胴体部分は窮屈だし、足の部分は裾が少し余るのだ。何が悲しくてここで胴長短足を実感せねばならんのだ。
 ということでウエパーでセールになっていたパールイズミのビブを買った。もうこれがあったかいし苦しく無いしと良いとこづくめである。

目的地の変更

 前回は東側の展望を狙って本州最南端の潮岬ではなく、少し東側の紀伊大島は樫野崎を狙った。確かにそちらの方が展望はいいものの、大島に入ってからのアップダウンが強烈である。そのため、今回は潮岬を目的地とした。前回から比べると5kmほど距離が減る計算である。

出発時間を遅らせた

 堂々と書いているがただ単に準備が間に合わなかっただけである。が、良い側面も悪い側面もあったので後述する。

おそらく工事のメモなんだろうけど

走ってみて良かったところ

ペース配分が上手くいった

 前回の年越しライドのペースをもとに「グロス15km/hを下回らなければ良い」ということは分かっていた。そのため飛ばし過ぎることなくペースを刻めていた。これは間に合うかどうかわからないストレスを減らしたり、休憩の罪悪感を減らすのにとても役に立った。

補給食を予め買っておいたこと

 コンビニでの補給は確かに大切ではあるが、何も補給するタイミングをコンビニに絞るというのも変な話である。今回は予めミニあんぱんなどを買い込み、カバンに突っ込んであった。こうすることで好きなタイミングで補給ができ、コンビニによる回数を減らす事ができた。

出発時間を遅くした事で凍える時間が減った

 日の出前は1日の中で気温が最も低いタイミングである。前回は日の出に対して1時間ほど早く着いてしまったため、風を防ぐものがない中凍えていた。今回は出発が遅れてしまったが、ペース配分と効率化が上手くはまり、そこまで凍えずに済んだ。まあ、地球温暖化の影響もある気はするが。

走ってみて悪かったところ

ペース配分が分かっていた分、ダレる

 いやぁ、ある種「間に合う」とネタバレされた状態で走るので序盤のやる気の出なさたるや。でも2時間ぐらい走った後、マスツーのバイクのお兄さんが追い抜き様に👍としてくれたのをみて「ああ、応援してもらえるんだな」という嬉しさでやる気が出てきた。なんと単純な者か。

月齢を見ていなかった

 月を侮るなかれ。その絶対等級は-12.7であり、夜中にも関わらず太陽の光を我々に恵む。その明るさたるや、最悪ライトなしでもライドできるほどである。
 そんなお月様ですが、大晦日はなんと新月。出発を遅らせたせいで街中の灯りも少なく、恐々走る部分が多かった。volt800+RN1500の2灯体制は正義だった……。

予め補給食を買っていた分、休憩のタイミングがわからなくなる

 これは思わぬ誤算。普段なら入っていたコンビニをスルーしてしまったり、前回の休憩からの時間が微妙で休むかどうか逡巡するなどした。トータルとしてのストレスポイントは髙い。事前に休憩ポイントを決めておくべきだった。

下調べしていない道を走ろうとした

田辺市街をショートカットして白浜まで42号で行こうとして失敗しました……。下調べしておけばもうちょっと楽に走れた部分はいくつかありましたね。アドリブを利かすには余裕がなかった。

風向きは当てにならない

 結局海沿いは海風が支配的だから追い風もクソもないぜ!なんなら潮岬から串本駅に向かうときの向かい風たるや。いや、でもこれ北風になるから予報は間違ってないのか……?

さいごに

 で、辿り着いてみれば人と車の海。初日の出を見に行ったのか、初日の出を見に行った人を見に行ったのかわかんなくなりますね。次からは樫野崎の方にします。

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新町 圭
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