【観戦記2020107】帝京高校vs帝京平成大学
2020年10月7日(水)、コロナの影響もあり、今年初の球場観戦でした。
知人の方に「こんな練習試合あるそうなんだけど行く?」とお誘いがあり観戦へ行ったのがこの試合、帝京高校vs帝京平成大学。高校と大学でカテゴリーが違うもの同士の試合であることから、希少価値を感じて行くことを即決。千葉県市原市にあるゼットエーボールパークにお邪魔してきました。試合結果はもちろんですが、注目選手や当日の様子等々を写真、動画を踏まえてお伝えしたいと思います。
試合結果
帝京 000 400 110 6
帝平 013 200 001× 7
試合は開始から雨が降っていたこともあり、両校ともに多少守備に苦戦していました...
試合結果としては帝京平成大学が最後はサヨナラで勝利しました。
序盤は帝京平成大学が積極的な攻撃で先制し主導権を握るも、帝京高校は4回表に相手投手が変わった途端に打ち始め同点に追いつく。その後も帝京平成大学が勝ち越すも帝京高校が粘り試合後半同点に追いつく。最後は適時打で帝京平成大学が勝利するも試合内容だけみれば互角でした。
当たり前なんですけど、大学生だなと思う力強さやスピード。高校生とは思えない野球の上手さや判断力、大学生のスピードボールにも後半になれば対応する。両校ともに素晴らしいな能力だなと感じました。
帝京高校であれば秋季東京都大会が控えており、帝京平成大学であればリーグ戦が控えていたため、両校共にベストメンバーでガチンコの勝負だったように思います。
帝京高校
野球ファンであれば誰もが知っている強豪校です。
今夏は2011年以来、東東京大会を制覇しました。久々の優勝に喜んだファンの方も多かったと思います。新チームになっても素晴らしい能力あるなと思う選手は多くいました。
主将で3番打者の武藤闘夢選手
先発の植草投手
リリーフした安川投手
1番打者の尾瀬選手
帝京平成大学
昨年11月にコーチから監督に昇格した河野和洋監督。
甲子園でいろんな意味で名を刻んだ選手であり、明徳義塾で甲子園出場した際に石川県星稜と対戦。松井秀喜選手に5打席連続敬遠したときの投手でとても有名になりました。
https://4years.asahi.com/article/13109982
初めてお邪魔したのですが、とにかく雰囲気がいい。
河野監督の明るさもあるのですが、明らかに選手もイキイキしている。
新体制として動き出したばかりではあると思いますが、こりゃ強くなるわと感じれる素晴らしいチームでした。河野さんは監督に就任してから選手に徹底していることがあるそうです。
「当たり前のことをしっかりやってほしい。基本ですが打者はフルスイングする、一塁まで全力で走ること。これは口うるさく言ってます」
当日の試合でも怠慢な走塁には容赦なく交代。
リーグ戦を控えていることもあり、その点は厳しさもあったのように思える。
気になったことが一つあった。当日の試合において、帝京平成大学の攻撃。一死一、二塁の場面で内野ゴロ。誰もが併殺打かなと思いきや一塁はセーフ。二塁走者はスピードを緩めることなく三塁回り、ホームへ突入して生還した併殺崩れの場面のことを河野監督に「あれは選手いつも狙ってるんですか?」って聞いてみたところ、
「僕の野球における経験上なんですけど守備上手い奴が一塁手になることはまずない。もちろん馬鹿にしているとかではなくて。こういう走塁されると対応できない一塁手が多いので、この場面では常に狙わせています。その結果アウトになっても全然オッケーです」
今日の試合でも安打で一塁走者が三塁へ行く場面。判断に難しい打球だったと思うんですけど、スピードを緩めることなく三塁へ行ってました。
河野監督って大味な野球されるのかなと思いきや、こういう緻密なところも併せている監督さん。チームの目標としては「まずは一部昇格。その後は日本一ですね」
本当に魅力的な監督さん。これからもたくさん応援させていただきます!
先発した高丸投手
1番打者の宇佐美選手
4番打者の前田選手
最後に登板したエース西村投手
本当に貴重な試合を観戦させていただきましてありがとうございました!
また選手が思いっきり野球ができ、ファンの方も観戦できる日が戻ることを楽しみにしています。最後にはなりますが両校の監督さんとお写真撮らせていただきました。ありがとうございます。