夫婦で仕事ってうまくいくの？メリット・デメリットをリアルな経験から語る！
こんにちは！
都内で夫婦で鍼灸院を経営している〈なる〉です。主に受付や事務作業を担当しています。
今回は”夫婦で仕事するメリットやデメリット”についてです。
「これから夫婦で仕事する予定だけど喧嘩が増えそう…」
「家でも仕事でも一緒にいるって発狂しそう…」
「実際、仲良くやってけるの？」
と疑問に思ったり、不思議に思ったりしますよね。
私も最初は「喧嘩が増えそう～」と懸念しておりました。
しかし、いざ仕事してみると人間関係のストレスもないし、仕事に対するモチベーションも上がってメリットが多かったです。
もちろんいいことばかりではないので、今回はメリットとデメリット、その対策についてお話いたします。
これから夫婦で仕事をする予定がある方々へ、リアルな経験をお伝えできればなと思います！
よろしければ最後までお読みいただき、「夫婦で働くってなんか良さそう！」と思ってもらえたら嬉しいです。
夫婦で仕事をするメリット
夫婦で仕事をするメリットはざっとこんな感じです！
お互いを信頼してるから仕事も安心してできる、任せられる
経営方針などの話が早く進む
余計な人件費がかからない
アットホームな雰囲気を作れる
意見を言いやすい
仕事と家庭の両立ができる
嬉しいや苦しいなどの共感ができる
挙げてみると結構ありました！
これまで培った関係性があるからこそ、信頼関係も築けているし、お金関係含めて安心して仕事を分担することができます。
あなたは施術に集中してね、私は事務や施術以外のことに専念するね、など「これは院長が」「これは私が」とお互いに言いやすいし、任せたあとも特に心配せず任せっきりです。
さらに、スタッフを雇わずに2人で頑張って回せているので、余計な人件費がかからず経費が抑えられます！
そして、不仲な夫婦だったら話は変わってきますが、関係性が普通以上だったら治療院の雰囲気はアットホームで柔らかい雰囲気になるはず。
そのため、うちの治療院も患者さんと3人でわいわい話すことが多いです。
アットホームな雰囲気から居心地の良さを感じてもらえたら嬉しいなと思います。
さらにさらに、最大のメリットは「発言しやすい！」です。
「子供が調子悪いから今日は仕事休むね」
「ここもっと綺麗にした方がいいんじゃない？」
「今月の売上いい感じだよ～！」
「次はもっとこうしてみよう！」
など、いろいろな意見や他愛ない話をすることができます。
他人と一緒に仕事していると、上司や部下、先輩後輩、同期、など様々な関係性の人がいて「言いたいこともなかなか言えない」となることありますよね。
遠慮しちゃったり、話しかけずらかったり…
夫婦2人だとそれが皆無です！(笑)
なので、ストレスなく働くことができます！
思ってた以上にストレスがなく、これまで大きな会社や小さな会社どちらも所属したことがありますが、「気が楽」と思ったのは初めてです！
夫婦で仕事をするデメリット（大変なこと）
実際問題、夫婦で仕事はいいことばかりではありません（苦笑）
もちろん、大変なこと、デメリットもあります。
こんな感じです⇓
仕事とプライベートの境目がなくなりがち
価値観の違いで衝突することもある
お互いの仕事を軽く考えてしまうことがある
夫婦喧嘩が仕事に影響することがある
役割分担がうやむやになる場合がある
そうなんです、家でも仕事場でも一緒にいるので自分自身、「オン」と「オフ」の切り替えができないこともあります。
家の中でも2人で仕事の話をしてしまって、子供がだんまり…なんてことも。
また、これは他人同士でも言えることですが、夫婦も元々は他人同士。考え方が違って意見が食い違うこともしょっちゅうです。
喧嘩とまではいきませんが、常に「意見が一致」となることはないです(笑)
さらに、お互いの仕事を軽く見てしまうことは少なからずありますね…。
「受付の仕事って簡単でしょ？」「施術だけしてるじゃん」と、お互いの仕事を自分がやってないからこそ誤解しがちに。
会社であれば、一線引いているのでそこまで踏み込むことはないかと思いますが、夫婦だけだと「あなたは何やってるの？」と目につくこともあります。
そして、名もなき仕事に対して役割分担がうやむやになることも。
「〇〇がやってくれるかな～」と見て見ぬふりをして、それがいざこざの元になったりします。（家庭と一緒ですね）
「えぇ～夫婦で働くってめんどくさい！」
と思った方、ちょっと待ってください。
これらのデメリットを減らす方法をお伝えいたします！諦めないでください～！
夫婦で仕事をスムーズにするコツ
ちょっとデメリットの印象が強くなってしまったでしょうか。
でも、解決策はあるから安心してください！
役割をしっかり決める
仕事の話をする時間、場所は決める
感謝の気持ち、お詫びはちゃんと伝える
定期的にミーティングをする
通勤は別々
ある程度の上下関係をつくる
詳しくお伝えしたいものだけ解説しますね。
夫婦で仕事するうえで役割分担は大切！
家庭でも言えることですが、やはり役割分担は決めた方がスムーズです。
掃除とか、両替とか、役割分担がうやむやになって見て見ぬふりをするのは、患者さんにも影響してしまいますしね。
運営していると自然な流れで役割分担がされていくこともありますが、名もなき仕事や新たに発生した仕事はどうするのか、きちんと決めておくとストレスも少ないです。
夫婦2人で「定期的なミーティング」はおすすめ！
また、「定期的なミーティング」は非常におすすめです！
当院は月に1回、月初に経営ミーティングというものを1時間設けています。
これは予約状況にもよるので毎月固定の日時ではできませんが、第一週のどこかで必ず行っていることです。
ここで、先月の売上、先月の良かった点＆悪かった点、今月なにを頑張るか、など反省や今後の方針を2人で話し合っています。
経営ミーティングを設けたことで「目標の再確認」「あえて言わなくてもいいこと」などを話し合う時間ができました。
そう、夫婦2人で会議がないまま進めていると【とりあえず運営】のまま日々が過ぎていき、「売上上がらないなぁ」「集客うまくいかないなぁ」「こんなことしたいなぁ」と考えててもなかなか言い出す機会、共有して解決する機会、それを形にする機会がないのです。
なので、夫婦2人でもこの【話し合う時間】は定めるのをおすすめします！
私たちも、月1回のミーティングをやることになって、目標に向かって逆算して動くようになれました。提案するときは少し恥ずかしかったけど、やってよかったと思います。
夫婦2人で仕事するなら通勤は別々！
夫婦2人で仕事している方は、家でも職場でもずっと一緒で息が詰まる…という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
いくら仲が良くても、ずーっと一緒はつらいもんです(笑)
なので、私たちは必ず通勤は別々にしています。
私たちは自宅から鍼灸院まで離れていて電車に乗るので、通勤は「1人の時間」です。
今は主人と私で勤務と退勤時間が違うので、必然的に通勤は別々になるのですが、たまに同じタイミングで出勤することもあります。
そんな時でも「別々」に家を出て別々に電車に乗ります(笑)
比較的私が1人でいるのが好き、というのも大きな理由かもしれません。
もし、何から何までずっと一緒で辛い、という方は少し離れる時間を作るといいかもしれません。
かなりリフレッシュしますよ！
夫婦の中でも仕事上の上下関係はある程度必要
さらに、夫婦2人が対等な立場でいると「判断する人がいない」という事態が起こることもあります。
お互いに責任があることはいいことかもしれませんが、逆にどっちも責任を持たないということもあり得ます。
「これどうする？」という問題に対して、
「どっちでもいいよ」
「任せるよ」
と、そのまま通り過ぎることも…。
そのため、【最終的な決定権はどちらが握るのか】だとか、【院長をたてる】などある程度の上下関係のようなものは必要かな、と思いました。
私たちも最初は主人が遠慮してたのか、「私がこんなことしたい！」と伝えると、「どうぞ」と言われてしまい、話し合えないままどうしたらいいのかわからず保留になる案件がいくつかありました。
でも、鍼灸院の長は主人だし、2人で話し合ってどうすべきかは院長に決めてもらいたい、という方針が固まってから何かと決め事があるときは「では院長ご判断を！」といった感じで話し合った結果、ゴーサインなり却下なり最終決定してもらってます。
夫婦で仕事を考えている人へ伝えたいこと
もし、今こちらを読んでくださっている方が、これから夫婦で働くことに不安を抱えていたら、こう伝えたいです。
私のパターンですが、
意外と喧嘩しない
思ってたより楽しく働ける
人間関係のストレスがない
お互いの知らなかったことを知れて夫婦仲も深まる
2人の仕事ぶりが生活に直結するからモチベーションアップ
患者さんとの距離も近くなる
と、案外やっていけます(笑)
楽しく働くためにも、何かストレスを感じたら言いたいことは言って2人で解決する術は見つけないといけません。
（誰も仲介に入ってくれませんからね…）
まずはやってみて、だめだったときはその時また別の方法を考えましょう！
夫婦仲が悪くなって家庭に影響してしまってはすべて台無しなので！
夫婦で仕事は工夫次第でうまくいく！
ここまで読んでくださり、ありがとうございました～！
夫婦で仕事するって大変なこともありますが、それ以上にやりがいも感じます。
役割分担を決めたり、気軽な気持ちで話し合ってみたり、一人の時間を作ったり、と工夫次第で案外楽しく過ごせるので、ぜひやってみてください～。
少しでも、参考になれたら嬉しいです✌