Clubhouseで突然の主役(代役)だよ! 新見正則
ナグモクリニックの南雲先生と僕
日曜日の朝7時半から、僕がリスナーとして毎週参加しているClubhouseの
「アクティブシニアの会」を自家用車を運転しながら聴いていました。
このClubhouseは、南雲吉則先生(ナグモクリニック)が主催しています。
南雲先生と僕は「主治医が見つかる診療所(テレビ東京)」という番組で
8年間初回から御一緒しました。
「主治医が見つかる診療所」の開始当時(2006年)は、視聴率も高く、
毎週月曜日の20時からの放送でした。
収録は月2回土曜日の午後に2本撮りです。
1時間番組ですが、さすがに土曜日の午後は夜遅くまで潰れます。
約8年間、南雲先生と医療や健康の会話で番組でも楽屋でも盛り上がりました。
南雲先生はいくつかのClubhouseを主宰されています。
僕は木曜日の19時からの「クラブハウス栄養外来」の後半で
漢方のお話をさせて頂いています。
「アクティブシニアの会」は南雲先生と「行列のできる法律相談所」の
レギュラーをされていた丸山和也弁護士がメインで場を盛り上げています。
仕事が複数あって忙しい時の時間管理術
リスナーの立場で気軽に運転しながら参加していた「アクティブシニアの会」で、突然に南雲先生から「今日は相撲の稽古部屋で仕事が入ったので、あとは新見先生にお願いします」と開始早々に振られてしまいました。
その日のテーマは「仕事が複数あって忙しい時の時間管理術」。
突然で運転しながらなので、素の自分でいくしかありません。
僕はまず「拙速を尊ぶ」を選んでお話しました。
この言葉は僕の漢方の師匠である松田邦夫先生から教えて頂いたもので、
期限ギリギリまで頑張って100%の出来映えを目指すよりも、
70%の出来映えで、さっさと仕事を進めるというものでした。
特に書籍の原稿などはそう思います。
期限を過ぎて送られてくる原稿に、素晴らしいものはまずない!
と教えてくれました。
確かに、さっと自然体で降ってくる最初の文章が
あとから見直しても最終的に一番腑落ちする文章だった、ということが多いのです。ともかくも、ざっと書いて、あとは編集者との相談で100%や120%の出来映えを目指すことが最良の作戦と最近は思っています。
目の前の好きなことに全力投球
僕はスティーブ・ジョブズのスタンフォード大学の卒業式の講演が大好きです。
「Connecting Dots」点が繋がるということです。
大切なことは、「あとから振り返ると全部つながっている」。
つまり、「将来、得になりそうだからとか、今のプロジェクトにつながるからとか意図を持って行動するのではなく、好きなことに夢中になりなさい。すると将来それらの1つ1つがつながる時がくるよ」と解釈しています。
やりたいことは無限、身体はひとつ
いくら「拙速を尊ぶ」で行動しても、好きなことをやっていると、やっぱり時間が足りません。そんな時、助けてくれるのは仲間です。すべて自分でやろうと思うと忙しくなるだけです。助けてくれる仲間を集めることが超大切です。
仲間に支えられながら、実は暇な時間を作り出すことが必要なのです。
そんなノンビリした時間からまた新しいものが生まれると思っています。
偶然の出会いSerendipity
僕はセレンディピティ (Serendipity) を大切にしています。
偶然の出会いです。
偶然の出会いを上手に拾い上げるためにも、忙し過ぎる生活はダメです。
どんなに忙しくても仲間に助けてもらい、たまにノンビリする時間が大切です。
僕は複数の仕事や物事を進めている人ほど、上手に人に助けてもらって、そしてノンビリする時間をもっていると思います。
南雲先生にも僕はいろいろと助けてもらっています。
代役を突然振られても、それもセレンディピティ。
仲間の仕事を楽しむ、そんな時間でした。