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医師は正しい医療情報を発信せよ  新見正則

後医は名医。 松田邦夫先生の教えだよ

「後医は名医」とよく僕の漢方の師匠である松田邦夫先生が仰っています。
後から診る医師の方が名医に思えるということです。

これはある意味当たり前のことで、いろいろな情報が時間経過で付加されたあとに同じ患者さんを拝見するので、当然に的確な診断にも近づくし、適切な治療方法にも辿り着きやすく、そして失敗も少ないのです。

ですから、後から診た医師が、先に診た医師の批判をしてはならないという
戒めの意味合いもあります。

セカンドオピニオンも後医です

僕は留学から帰国した1998年にセカンドオピニオンを始めました。
日本初の大学病院、保険診療でのセカンドオピニオンです。
やってみたら日本の医療は素晴らしく、9割近い患者さんは正しい治療をされていることがわかりました。残念なことに約1割の患者さんでは当時としても明らかに間違った医療が行われていました。

でも、僕は決してその医師や病院の批判はしませんでした。
当時はまだ松田邦夫先生にお会いする前でしたが、僕も「後医は名医」ということを体感でわかっていたと思います。

SNSで発信する医師は気をつけて!

ところが、そんないつも穏やかな僕ですが
医師を責める気持ちになることがあるのですよ。

医師は日々勉強。最近はYouTubeで勉強できます。
そんなとき、ある医師が明らかに間違ったことを言っていると、
訂正したくなることがあります。

正しい情報は勉強で得られる

僕が漢方を勉強してよかったと思える最大のことは、明らかな抗がんエビデンスを有した生薬フアイアを以前から使用していたことです。フアイアの使用経験は10年以上になりますが、なんとそのフアイアが肝臓がん手術後の患者さん1000人を集めた、そしてランダム化された臨床試験で、その上生存率をエンドポイントとして勝ちました。その結果が2018年の英文誌 GUTに掲載されました。

情報を訂正されたら有り難い

ところが、いまだに漢方や生薬に明らかな抗がんエビデンスを有するものはないと言い放っている医師がいます。
そんなとき、そのGUTの論文を丁重な文言を添えてメールで送ります。
何人かの医師から、「そんな素晴らしい結果があったのですね」と感慨深い思いを込めて丁寧な返信メールが来ました。

矛盾のない正しい情報を求めて

ところが、まったく完無視をする医師もいます。不幸ですね。
その医師はまた「標準治療は最良の治療だ」と語っています。
そして「標準治療は保険診療だ」と豪語しています。
ところが、その同じ医師が「○○がやっと保険適用になって患者さんは救われた」と語っています。

これって矛盾していますね。
だって、保険診療になる前と後で、突然に最良の治療が変わるのは
おかしなことです。

保険診療に認められるのは、ずっとあとでしょ

「標準治療は最良の治療だ」で「標準治療は保険診療だ」ということは
「保険診療が最良の治療だ」ということです。

そうではないのです。
保険診療は僕のイメージでは「中の上」の治療です。
医療は進歩するので、どんどんと最良の医療は登場しています。
「上」に属する医療をどんどんと保険診療に加えていく努力が必要なのです。

これまで健康食品で明かな抗がんエビデンスのあるものはなかった

僕が啓蒙普及に励んでいる生薬フアイアは、
中国では抗がん新薬ですが、日本では健康食品扱いです。
このフアイアを将来保険適用にしたいと目論んでいます。

健康食品に明らかな抗がんエビデンスがあることはパラダイムシフトなのです。
今までの抗がんエビデンスがある治療には、どれも相当な副作用があるからです。

抗がん作用のエビデンスがあって、副作用はまれ。しかも一過性の下痢だけ

僕は新しいことを広めることが大好きです。
だからこそ、セカンドオピニオンを20年以上も前に本邦で最初に始めたのです。

今、僕が夢中になっているのは、明らかな抗がんエビデンスを獲得したフアイアです。そしてこのフアイアの副作用は、まれに、それも一過性の下痢しか現状は報告されていません。

あり得えない生薬が見つかったんだよ

そしてフアイアはどの治療にも併用して使用できるのです。
こんな魔法のような生薬の存在は今までの既成概念からは
「あり得ない」ことなのです。

医師は新しい情報を吸収することが必須です。
医師の仁義として、完無視はちょっと残念ですね。
疑義があればライブで、YouTubeでの対談でも僕はOKです。

でも完無視をされても腹は立ちませんよ。
先方の気持ちも実は理解できますからね。
やっぱり優しい僕でした。


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