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色のキモチ✨ラベンダースピネルに励まされて

人は「色」から感情的な影響を受けます。

例えば、
青は冷静沈着
赤は活動的情熱的
ピンクは優しさとか

視覚で感情をコントロール出来るなら、大いに生活に色を活用したいと思いますね。また、色は客観的なイメージとは別に、「自分だけが持つ色のキモチ」があります。

言い換えれば、
今の自分の気持ちを表す色
今の意思や考え方を表す色

私は2006年から2012年の春までスリランカに住んでいたので、様々な宝石を見る機会がありました。

その中でも強く心に留まった色は、2009年に出会ったスピネルです。それは凛とした青紫で、ラベンダーのような色。この宝石は、当時の私の仕事や生き方の「方向性」を示してくれました。当時のブログに、

「宝石を自分の仕事としていく上で決めたことは、本当に美しいもの、自分が感動したもの、宝石定義の原点である、耐久性、希少性、そして美しさ。そんな宝石と出会っていきたいと本当に思う。でもそのような出会いはそれほど多くないとも思う」


(なんてカッコつけたこと書いてるんだ、過去のアタシ😅)


その当時の気持ちが写真のスピネルの色です。あの時の気持ちは今でも色として残っています。月日が経ってもこの色を見る度に当時の自分が思い出されます。スリランカから遠く離れても、この色を見る度に、今でも自分に自信を与えてくれます。

私にも真剣だった時代があったんだなぁーと。

特に心が弱った時は、それは「支えてくれる色」になってくれて本当に心強い😌


スピネルは、酸化アルミニウムと酸化マグネシウムの化合物です。スリランカでは、サファイアと同じ場所から産出されます。サファイアは酸化アルミニウムなので、マグネシウムの存在がスピネルになるのですね。

スピネルが青紫色になるには不純物となる鉄の役割が大きいのですが、石によっては、クロムやコバルトも混ざってその微妙な量で紫の色味が変わってきます。天然のスピネルの色は恒久的に保たれます。

自然界にある様々な色は無常で、月日と共に色褪せていきますが、宝石の素晴らしいところは、今私が見ている色をそのまま後世の人とも共有出来ること。その時のストーリー(思い出)と一緒に…、そう思うと宝石は愛おしいですね。

スピネルの原石のこと(スリランカ宝石留学物語)

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