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note4 お酒第一優先の年末年始✨1月中に更新できてよかった!

こんにちは。群馬県沼田市出身で東京都内在住の阿部新子(あべ しんこ)と申します。

2021年の11月頃から、訳あって「群馬県での日本酒造り」と「東京都での飲食店従事者向け資格認定団体の広報の仕事(説明長い)」を2拠点、2本業でスタートしています。

自己紹介&決意表明もろもろのnote1はこちらからどうぞ↓↓

前回のnote3から1カ月以上たってしまいましたが💦
今回はとにかくお酒が第一優先だった年末年始を振り返ってみます。

まずは新年のご挨拶

明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
小正月も過ぎ、1月も下旬に突入した時期ではありますが…
挨拶遅い。すみませんm(__)m

何はともあれ、2021年(巳年の私は本厄でした笑)を健康に過ごし、2022年を迎えることができました。もちろん自分自身も「頑張ったな」と褒めてあげたいと思いますが、やっぱり東京と群馬の2拠点で頑張れているのは多くの人に支えられているからだなと、痛感しているこの頃です。
皆さんありがとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

ということで、早速12月~年末年始の蔵人生活を振り返ります!

日本酒ができるまでダイジェストのつづき

12月後半は、新酒の発売ラッシュ&発送ラッシュ!
なのでお酒の瓶詰&ラベル張りに追われました💦

前回、日本酒造りのダイジェストをご紹介していましたが、今回は醪を搾って店頭に並んでいるような瓶に入ったお酒に仕上げていく過程をご紹介します。

この発酵が終了した醪を↓↓搾っていく(お酒と酒粕に分ける)んですが…

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↓↓今回は「ヤブタ」という方法で搾ります!奥の青い機械にポンプで送り

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↓↓手前の銀色のタンクにお酒だけが濾されて出てきます

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日本酒は黄緑がかっている、なんてよく言いますが、グラスの量くらいではほぼ無色透明でわからない色味も、タンクの量になるとめちゃくちゃ黄緑色だということがわかりますね!

↓搾ったお酒は一回タンクにうけたあと、数日おちつかせてから瓶に詰めます

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うちは手仕事にこだわっているので瓶詰はALL手作業で行います。大手メーカーさんのように、一度にたくさん造って一気に詰めるのではなく、小さいタンクでちょこちょこ作っては詰めるの繰り返しで、なかなか手間がかかるのです。でも、美味しいお酒を造るために、必ず我々の手のひらを通ってから日本酒ができる、という考え方を昔から変えずに実施しています。

というわけで、そんな手間をかけて造ったお酒のことをもちろん第一に考えるので、作業者の環境は後回し(笑)
外気温と同じ氷点下2~3℃くらいの瓶詰場で半日ぶっ続けの作業です。この日はだいたい500本くらいを詰めたのでしょうか?足の先に貼ったホッカイロでしのぎつつ、スクワットしながら瓶を上げ下げしたりして、無駄に体を動かしながら乗りきります!

ワークマンの作業着がスキーウエアに負けないくらい風を通さないし、非常に暖かいし、伸び縮みするしで、超優秀!ワークマン様様です♡

ちなみに、搾り終わった後は機械の中に酒かすだけが残されます。

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↓↓ひたすら酒かすをはがす作業もほぼ同時進行なので、お酒を搾った後って、意外と忙しいんです。

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さて、瓶詰よりも寒さと戦うことになるのがラベル張りの作業。そういえば、ラベルのことをレッテルというのですが、これって業界用語なんですかね?

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瓶詰と同じく、お酒のことを第一に考えるので、外気温とほぼ同じ、0℃以下の作業場で淡々と行うのがこのレッテル貼り。足元にヒーターはありますが、冷たい瓶に1枚ずつ手でレッテルを張っていきますので指先は極寒です。

でも丹精込めて造った日本酒がこうして製品となっていく過程を見ていると、本当に手塩に掛けて育てた我が子を見守る親の気分になります。

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年末年始を振り返って

師走という季節の通り、12月~1月はみんな忙しい時期。私も例外ではなく、2拠点それぞれで、仕事に、年末年始の挨拶に、掃除に、酒造りに、と目の回るような忙しない日々を過ごしました。忙しいことはいいことだと思うのですが、予定していたnoteの12月中の更新もできず、日々を振り返る時間を取れなかったことを反省しています。ただ体だけは壊さずにこの期間を乗り越えられたのはよかったことですかね◎

もちろん、年末年始のお休みだって、微生物は待ってくれません。大晦日から元旦にかけてお酒を搾りったり、三が日から洗米したり、麹の準備をしたり…とまさに酒造りが生活の一部となっていました。

↓↓年明け最初の洗米は、なんと大吟醸用のお米を手洗い!緊張した💦

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年末年始はこたつでゆっくり休みたい、という気持ちも少しありましたが、紅白歌合戦も、ニューイヤー駅伝も箱根駅伝もテレビで見れたし、なかなか会えない親戚に会えたり、お取り寄せした高級お節を食べたり、たらふく日本酒を飲んだりと、ちょこちょこ小休止が入りつつ、とても充実した年末年始でした!

今(1月下旬~)が一番寒い時期。つまり、体にはつらく、でもお酒造りに一番イイ時期です。健康第一に、1月も2月も1日1日を大切に仕事頑張ります~!!

おまけ~田舎らしいお正月~

田舎の家あるあるかもしれませんが、うちには神様、仏様がたくさんいます。お酒の神様である松尾様、商売繁盛の恵比寿様、五穀豊穣のお稲荷様、群馬といえば、な達磨様、代々伝わる酒飲み地蔵…などなど、様々な神棚に加え、敷地内にお社があったりと、いたるところに八百万の神様、仏様が。

というわけで、毎年、12月30日は、酒造りの合間を縫って、これでもかというくらい、お供え餅をたくさん作ります。

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なぜか、毎年餅つき係に任命されている私(+妹)がせっせと半日ほどかけて、お供え餅とのし餅、合計6升ほどをつきまくります。昨年までは、餅つき後の筋肉痛に悩まされていましたが、今年は酒造りで鍛えられたからか、筋肉痛を回避できました(笑)30歳を過ぎても体はちゃんと変わっていくんですね!

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酒造りもそうですが、田舎での暮らしでは、日常に仏事や神事が深くかかわってくるので、このような行事があるたびに、季節の移ろいを感じつつ、ああ日本人でよかったなと、実感します。

次回は忘れる前に💦
note3でお伝えしていたこれ↓↓
森に行った理由をレポートしたいと思います!

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