新規事業立ち上げLABO|中小企業の新規事業支援・コンサルティング
・新規事業で役に立つおすすめ書籍の紹介
新規事業を複数回立ち上げ他社支援を行う中で学んだノウハウを纏めています。
新規事業立ち上げの手段であるM&Aを行う上で必要なファイナンス知識について書いています。当マガジンは基本的に著書のアウトプット用になります。
他社の新規事業や多角化経営を実践している会社を分析
新規事業開発やプロダクト開発において、「ヒアリング」を行う機会がありますが、ヒアリングのやり方をミスって、筋がよくないアイデアに定めたり、筋がよくない課題を選定し、課題を解くための機能が機能ではなくなるプロダクト開発をやってしまうのは、あるあるです。 先日も、売上規模が数億規模の事業責任者と新規事業を進行する中で、対象ユーザーへのヒアリング時に、「解くべき課題が何か」「課題を解く機能が何か」「アイデアへの所感や意見」を聞いているのを目の当たりにして、意外とやり方を知らない人
シンチャオ! 新規事業や新規事業の立ち上げに時に役にたつ書籍を紹介して1年以上が経過しました。 有難いことに4,000人に近い人たちに読んでいただき、知人からも役に立ったと評価いただき嬉しい次第です。 一方で、「テーマ別に紹介してほしい」という声も多く、確かに、「50冊はおすすめではないなw」と思うので、改めてテーマ別で紹介していこうと思いました。 そこで、当記事では、新規事業や新規事業の立ち上げ時に役に立つ財務・ファイナンスの書籍のおすすめを紹介していきます。 新
シンチャオ!! ご無沙汰しています。最新の更新が11ヶ月前になっていること猛省しています。 サボっていたつもりはないのですが、有難いことにご支援させていただく企業様が増えておりましいて、ご支援に全力投球していたので更新が止まってしまっていました。 とは言え、せっかく当メディアをフォローいただいている方々に何も発信できないのは憤りを感じているので、今後の運用方針について当記事で説明できればと思います。 また、タイトルにある通り、新規事業のオーダーメイド支援サービスをリリ
シンチャオ! (※本記事で扱う事業計画とは、事業構造の定量的な計画書になるので、事業PLと認識して頂ければと思います。) 事業計画は事業内容によって数値構造と追うべき指標(KPI)が変わるので、汎用的なFMT作成は意味がありません。(国内には99のビジネスモデルが存在するらしいので、事業別で網羅しようと思えばできます。) しかし、事業を立ち上げる際合理的な事業判断や施策判断を下すためには必要なツールになってくれて、事業が立ち上がったタイミングでは事業の数値計画は必ず必
シンチャオ! これまで、ユーザーヒアリングの具体的なやり方、新規事業立ち上げ時のタスクや課題、狙い目となる事業案の考え方、アイデアのネタを増やす方法、筋が良く見えるアイデアの考え方、新規事業おすすめ本、プライシングの基礎的な考え方、新規事業と人事評価などを主張してきました。 独自の理論を主張するのではなく、既に世の中で幾分検索されている/流通している考え方やノウハウと、自分が無知状態から新規事業の立ち上げを何度も経験し体系化してきた内容の"差分"を意識してコンテンツとして
そもそも率直な意見として、プレゼン資料作成はあまり好ましく思っておらず(=無駄だと考えています)、資料を作成する時間があれば、早くLPや営業資料を作成し検証すべきだと思っています。 ただし、組織内での事業開発は、即座に進行するわけにはいかないため、承認が必要です。 また、既存事業の資産や経営資源を多く活用する事業案ほど、「リソースが〜」だの「メンバーがやる意味」など、新規事業立ち上げにおいては足枷になる事象をクリアせねばなりません。 プレゼン資料作成の基本承認を取るた
シンチャオ! 新規事業の立ち上げは3人以下で実行するのが良いのですが、何人であろうと、スピード感を持って強制的に物事を進めなければいけません。 大前提として、新規事業立ち上げや事業開発は、事業活動のサイクルを高速でぶん回していくやり方なので、「xxxをやったら次はyyyをやろう」ではなく「同時多発的に物事を進める」というやり方になります。 しかしながら、何が進捗していて何が進捗していないのか、進捗度合いはどの程度なのか、ということを半強制的に管理をする必要があります。
シンチャオ! 成功しても失敗しても適切であろう評価を下すのが難しいのが新規事業であり、事業の評価と従業員の評価を結びつける事が難しい。 これらのような問題が各社で生じているのではないでしょうか。とは言っても全社的に誰もが納得できる評価制度の設計自体が難しいので、核となる考え方が重要になります。 新規事業の評価も、評価の核となる事業立ち上げに関する理解と考え方をベースとした、評価制度の設計が必要になります。しかし、新規事業に精通し、新規事業の評価制度に精通している人は、
シンチャオ! 新規事業を立ち上げていると、「それは狙い目ですね」「ニッチなアイデアですね」などと一度は言われた事があるのではないでしょうか。 狙い目である必要やニッチである必要はありませんが、魅力的に映る事業と言うのは、意外性の有無が大きく影響すると考えます。 儲かるか否かの論点においては既に成功している事業の模倣が好まれますが、模倣は競争市場で戦える組織体が取れる戦い方だと考えます。 本題である、狙い目となる事業やニッチな事業は、資本力が少ない組織体が競争市場で継続
シンチャオ! 新規事業の立ち上げ時は、事業に不足している要素のすべてを自分で組み立てる必要があるので、どんなタスクでもやらねばなりません。 しかし、ご存知の通り、新規事業は不確実性が高く、うまくいくかもわからない状況において、どのタスクを処理するかは時々によって変わります。 また、新規事業を連続的に立ち上げた経験を持つ人が少ないので、新規事業に必要なタスクが社内やネット情報に整備されていたり、第三者に教わる機会というのは、少なくなってしまいます。 ですので、結果的に、
シンチャオ! 新規事業を立ち上げると言っても、82%は失敗する世界と言われていますから、なかなかそう簡単にはいきません。 新規事業を成功させるには、過去の先人者たちの失敗経験を体系化し学習することで、課題に対する対処策、言わば薬の存在を、事前に知っていたほうが良いでしょう。 本記事では、新規事業を立ち上げる工程を分解し、工程別で生じる課題と対処策について書いていきます。 新規事業を立ち上げる工程は各社によって定義や実行内容にバラツキがあるため、所謂ベンチャー/スタート
シンチャオ!新規事業と言っても、自社の状況や新規事業を実行する目的によって新規事業の概念や位置付けが組織によって変わってきます。時々の状況に応じて、自社で進行可能そうなアイデアを出すことが必要ですが、日頃から訓練をしていなければ、難しい事でしょう。 本記事では、新規事業の担当者になった人・経験が浅い人・新規事業をやってみたい/考えたい人向けに、アイデアが無限に思いつくようになるための訓練方法について書いていきます。 この手の解説記事は多くのメディアが説明をしているのですが
シンチャオ!新規事業は総合格闘技の様に、全職種領域で共通言語となるような知識や基本的な考え方が必要になるので、新規事業担当者になってから約2年間で150冊程インプットしていました。 経営戦略、事業戦略、新規事業、マーケティング、財務、ファイナンス、法務を中心にしていましたが、どの手順で、何を読むべきかわからず、今思うと、非常に遠回りのことをしていました。 なので、本記事では、新規事業担当者になった人が、遠回りをせずとも、読むべき本を、どのような手順で読むべきかについて、自
BPaasはあまり馴染みのない言葉ですが、2012年に外資系のコンサルティング会社が命名したビジネスモデルです。BPaasは、BPOとSaaSの造語であり、クラウド活用を前提とした業務をアウトソース(外注)することになります。 とはいえ、一般的なBPOと何が違うのか、SaaSの一機能として開発すれば良いのではないか、SaaS+アウトソースでコストが高くなるのではないか、など疑問が浮かぶのではないでしょうか。 B2Bの界隈では、SaaS事業の盛り上がりが落ち着き始め、Saa
新規事業のアイデアは筋が悪ければ絵空事になりますが、筋がよければ一攫千金のチャンスになります。 しかし、多くのスタートアップが事業アイデアのピボットを繰り返すように、筋が良い事業アイデアを定めることは不可能に近いです。実行しながらアイデアをアップデートしていくのが基本になりますので。 とはいえ筋が良いアイデアを初回で出せることには非常に価値があり、筋が良いとは事業ストーリーへの期待があり、ストーリーだけで人の心や投資を募れる状態と捉えます。 いわゆるシード投資を獲得でき
昨日、ガリレオの映画を見に行くと、映画館が老若男女で賑わっていて小学生〜高齢者まで楽しめるコンテンツの魅力に圧倒されていたのですが、結論アブダクション要素が強い映画は誰もが面白く感じてしまうのではないかと思いました。 アブダクション(仮説思考)は日々新規事業を検討する中で非常に重要な考え方になるので、ガリレオを題材にして書いていきます。 一見重要そうではない事実から、死因を導き出す福山雅アブダクションとは、一般的には遡及方法という、結果を受けて原因を追求する方法になります