【キャリア相談】Z世代の力をフルに引き出す(53歳・会社員)
愛媛県 松山市にお住いの53歳の会社員Mさんから頂いた相談を紹介します。
【私ならこうする】
調べてみると、Z世代はアメリカから伝わった言葉で、ジェネレーションX(X世代)の次が、ジェネレーションY(Y世代)で、その次が今のジェネレーションZ(Z世代)となったそうです。
このジェネレーションZに該当するのは(2024年時点で)10代から20代の人たちです。
その特徴を調べてみると、概ね次のように定義されています。
・デジタルネイティブ
・起業家精神保持
・対面のコミュニケーション重視
・多様性重視
この特徴を見る限り、
これからの時代の経営者にとってどれも必須の要素だと思うのですが、
これまでに無かった?若者のタイプゆえに組織にとって(組織のキャパを超える)手に余る存在になっているかもしれません。
そこで、もし私が企業から
『「Z世代の社員にどう対処するか」について当社のマネジメント向けに講義して欲しい』と
依頼を受けたら、マネジャーの皆さんに何を伝えるかを考えてみました。
普遍的アプローチ
私は2つのアプローチが重要だと思います。
1つ目は、普遍的アプローチです。
時代を超えて変わることなく、
誰にでも当てはまる普遍的なアプローチです。
それは、
何かに対して前向きに取り組もうとしている(取り組んでいる最中の)社員(Z世代に拘わらず)に対して心を揺さぶる3つの言語を掛けることです。
1つは、アナタの取組みに期待していますよ。
2つは、アナタの取組みを頼りにしていますよ。
3つは、アナタの取組みに感謝していますよ。
もしアナタが、マネジャーとして日頃よりこの普遍的アプローチを活用していない方なら、まず手始めとして、Z世代の彼ら彼女らに対して実践してみてください。
ポイントは「3つの言語」に「誠実さという非言語」を掛け合わせることです。
起業家的アプローチ
2つ目は、Z世代の彼ら彼女らの心に刺さる起業家的アプローチです。
それは、
彼ら彼女らの起業家的マインドを刺激する為に、仕事を通じて
この先どこの社会に出ても通用する2つの能力に対する成長実感を与えることです。
1つは、ITやAIの企画力・導入実績
2つは、コミュニケーション力
「ITやAIの企画・導入力」に関しては、
彼ら彼女らのデジタルネイティブの心に火を付けるべく、仕事を通じてITやAIの企画・導入を担わせ、成果を上げさせ、ヒーローにする
ことです。
ITやAIを活用して生み出す実績は以下の9つです。
①満足度を増やす
②便利さを増やす
③正確性を増やす
④売上/利益を増やす
⑤仕事の価値観を増やす
⑥不満を減らす
⑦不便さを減らす
⑧コストを減らす
⑨時間や工数を減らす
「コミュニケーション力」に関しては、
彼ら彼女らの対面コミュニケーションと多様性重視の価値観に火を付けるべく、まずマネジャーのアナタが
手本として、やってみて、やらせてみせて、褒めてあげる
ことです。
「普遍的アプローチ」に「起業家的アプローチ」を掛け合わせて
Z世代の力をフルに引き出してください。
半年、1年と多少時間が掛かりますが、必ず成果がでます。
ぜひ粘り強くトライしてみてください。
以上で講義を終了します。
ご清聴ありがとうございました。
てな感じでしょうか(苦笑)。
何かの参考になれば幸いです。
アナタの輝く未来のために!