【お題拝借】40代からの得意(45歳・会社員)
東京都にお住まいの45歳の女性会社員Mさんから頂いたお題を紹介します。
そこで今回は、Mさんから頂いたお題「得意」を拝借して、
「40代からの得意」を「未来を輝かせるツール」に変えたいと思います。
【私ならこう考える】
自分の得意は何か? 人の得意をどう見極めるのか?
今回は40代からの上の年代の「得意」について私の考え方をお伝えしようと思います。
まず「得意」を3つの切り口で整理してみます。
・「得意」は、生物学の側面から2つの要素に分けて考えます。
☑得意 =「①持って生まれた資質」+「②後天的に習得する能力」
・また人材開発の側面から2つの要素に分けて考えます。
☑得意 =「③特定の業界・企業で活かせる固有の能力」+「④汎用性の高い 能力」
・更にキャリアプランの側面から2つの要素に分けて考えます。
☑得意 =「⑤自分の夢実現のために必要な能力」+「⑥自分以外の第3者の夢実現のために必要な能力」
得意の起点となる「能力A」を明確にする
得意は、起点となる「能力」と他の「複数の能力」の化学反応でパワーを発揮します。
☑得意=「得意の起点となる能力A」×「得意を輝かせる能力B」×「得意を輝かせる能力C」×・・・・・」
そこで、まずアナタの得意の起点となる「能力A」を明確にします。
40代からの上の年代の「能力A」は、
(1)「②後天的に習得する能力」の内、
「新たに習得する(更に磨く)能力」ではなく「既に習得している能力」で
且つ「⑤自分の夢実現のために必要な能力」
又は「⑥自分以外の第3者の夢実現のために必要な能力」
に合致したモノを選びます。
(例)人事、経理・財務、法律、経営、システム開発、デザイン開発、
生産技術、技術開発 など
(2)(1)を決める際、参考になるのは「①持って生まれた資質」との
親和性の高さです。
(a)成長意欲、興味、関心が高い
(b)飲み込みが早く一気に上達した
(c)コツコツ継続することが苦にならない
(d)楽しさを感じる
得意を輝かせる「能力B」「能力C・・・」を明確にする
「能力B」「能力C・・・」は、
(1)「②後天的に習得する能力」の内、「新たに習得する(更に磨く)能
力」です。
(2)(1)を決める際、参考になるのは、今日の我が国において 全年代に
求められている次の(e)~(h)の「④汎用性の高い能力」です。
(e)DX企画・導入能力
・デジタル化すべきデータを確定し、必要なデータを収集・分析する力
(データサイエンス力)
・組織を巻き込み、DX化を企画・推進する力(ビジネス力)
(f)対人関係能力
・相手の感情の機敏を感じ取り、傾聴・共感する力
・相手との絆を大切にし、誠実さ、志の高さを訴える力
・周囲の人にエネルギーを吹き込む力
(g)コミュニケーション能力
・人の内省を引き出す力
・人の行動変容を促す力
・自分の考えをアサーティブに伝える力
(h)人間力
・利他力
・リーダーシップを発揮する力
世界に1つだけの自分の得意
得意は他人と比較することに意味がありません。
得意は個々の能力の「組合せ」で構成される一人ひとりのユニークなものだからです。
まず自分の得意を明確にしてください。
アナタの輝く未来のために!