
鉄則2:経営の解法
見極める
・鉄則1 :経営の原点
・鉄則2 :経営の解法
・鉄則3 :ビジョン(経営方針)に魂を吹き込む
・鉄則4 :企業文化の健全性に真正面から向き合う
推進する
・鉄則5 :イノベーション促進のノウハウと仕組みを導入する
・鉄則6 :経営の要(かなめ)のマネジメントを機能させる
・鉄則7 :マネジメントの要(かなめ)の評価プロセスを機能させる
・鉄則8 :コミュニケーション力No.1企業を目指す
・鉄則9 :人間力No.1企業を目指す
検証する
・鉄則10 :経営に羅針盤を埋め込む
鉄則2 経営の解法
(ⅰ)目的と目標と手段を適合させよ
(ⅱ)問題解決アプローチ法に立ち帰れ
(ⅲ)DX効果を阻む「人の領域」
(ⅳ)DX効果を阻む「準備不足」
(ⅰ)目的と目標と手段を適合させよ
■ それは 目的?目標?手段?
「売上を上げろ」「シェアを確保せよ」「働き方改革を導入せよ」「女性管理職を増やせ」等など企業の中は様々なミッションが溢れています。人生においても「有名な会社に就職したい」「出世したい」「お金持ちになりたい」「成功したい」「大きな家に住みたい」等など心の中は様々な願いに満ちています。(下段 図表2-1参照)
図表2-1【それは 目的? 目標? 手段?】

結論を言いますと、経営も、個人の人生やキャリアも、
次の必要条件と十分条件が備わっていないと努力が空回りします。
① そのミッションや願いは、目的か?目標か?手段か? が明確で、
3つの要素(目的か、目標か、手段か)が 揃っている(必要条件)
② 3つの要素(目的、目標、手段)が 適合している(十分条件)
■ 腹落ちは目的・目標・手段の適合で生まれる
「広辞苑」では、「目的」「目標」「手段」を次のように定義しています。
・【目的】成し遂げようと目指す事柄。
行為の目指すところ。意図している事柄。
・【目標】目的を達成するために設けた、めあて。
・【手段】目的を達するための具体的なやり方。
ここで大事なポイントは、「目標も手段も目的と繋がっている」ことです。
イギリスの著名な軍事評論家リデル・ハート(1895~1970)の言葉
「常に目的を銘記せよ」「目的と手段を適合せよ」は軍事論を超えた名言
なのです。
貴方の会社の様々なミッションを下段 図表2-2を参考に点検してください。「努力が空回りしている」「社員が腹落ちしていない」としたら
「目的・目標・手段」の設定または再設定が必要です。前記「必要条件」と「十分条件」が揃わないと、経営もマネジメントも機能しません。
「必要条件」と「十分条件」を整える。これは会社を蘇らせる鉄則です。
図表2-2 【手段→目標→目的 の イメージ】

(ⅱ)問題解決アプローチ法に立ち帰れ
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?