【お題拝借】トヨタ生産方式から学んだこと(48歳・会社員)
長野県 松本市にお住まいの48歳の会社員Tさんから頂いたお題を紹介します。
そこで今回は、Tさんから頂いたお題「トヨタのものづくりの考え方やノウハウ」を拝借して、「トヨタ生産方式から学んだこと」を「未来を輝かせるツール」に変えたいと思います。
【私ならこう考える】
ご存知の方も沢山いらっしゃると思いますが、
トヨタ自動車が今日のように発展した要因の1つに、 トヨタ生産方式があります。
トヨタ生産方式は、
「にんべんの付いた自動化(automation with a human touch)」
「ジャスト・イン・タイム(just-in-time)」
の2つの理念(信念)で成立しています。
トヨタ生産方式
1つ目の「にんべんの付いた自動化(automation with a human touch)」とは、機械設備に何らかの異常が発生した時、
「機械が異常を感知した場合は、機械が自動停止する」
「人間が異常を察知した場合は、人がヒューマンタッチで機械を 躊躇なく止めて改善する」
と言う考え方です。
もっとも「言うは易く行うは難し」で、
トヨタ生産方式を社外向けにコンサルする事業を展開しているトヨタ子会社の役員M氏(私のトヨタ同期)曰く
「コンサル先の社員にとって、ラインを止める事への抵抗感が強く、ハードルの高い行為」
だそうです。
2つ目の「ジャスト・イン・タイム(just-in-time)」とは、
「必要な物を、必要な時に、必要なだけ作ったり、運んだりする」
「物を一時も停滞させず(在庫化させず)全ての生産工程を同期化させて、流れるように後工程に繋ぐ」
と言う考え方です。
これも「言うは易く行うは難し」で、
前出のM氏曰く
「購買力(バイイング・パワー)の違うコンサル先の会社において、トヨタと同じやり方は難しくて、取り組みに工夫が必要」
だそうです。
大病後に私が気付いたこと
トヨタ生産方式の理念(信念)は、
①異常を察知したら、躊躇なく止めて改善する
②工程を同期化させて、流れるように後工程に繋ぐ
でした。
実にシンプルです。
そこで次の前提を立ててみました。
【前提】
「シンプルなこと」 ほど 意外に難しい、
しかし、「シンプルなこと」ほど 奥が深く(大切な真理が潜んでいて)、
身に付ける価値が高い
そこで次の仮説を立ててみました。
【仮説】
「組織」も「人」も生き物なので、「人」にもこの理念が当てはまる。
例えば
【自分に対して私たちは】
心や体に異常を感じても、休む勇気が持てず、改善しないまま、ムリを重ねていないだろうか?
例えば
【周りに対して私たちは】
心や体の働きが停滞している人(仕事仲間、友人、知人、家族)を見つけたら、必要な支援を必要な時に必要なだけ適切に与えているだろうか?
以上が、
私が人生後半、大病後に気付いた、トヨタ生産方式からの学びです。
何かのご参考になれば幸いです。
アナタの輝く未来のために!