宇宙アザラシSF小説(記念品)
ある晴れた日のこと。
突如、アザラシに似た生物(宇宙アザラシ)が襲来、瞬く間に地球を席捲していった。
そこに立ち上がったのは、地球に住むアザラシ(地球アザラシ)だった。
彼らは遥か昔に全銀河を武力で統一せんとする宇宙アザラシに反発し、地球へと移り住んだアザラシだったのである。
住処を守るため、必死に宇宙アザラシへと抵抗する地球アザラシ。
しかし、圧倒的戦力差の前に次々と倒れていってしまう。
そんな窮地の彼らを救ったのは、マヌルネコ、ハシビロコウ、カピバラ、ユキヒョウ等のかつては地球アザラシに敵対していた種族だった。
更には、同種族での争いにしか興味のないと思われていた人類にも、彼らを救おうという機運が高まってきていた。
「これが宇宙アザラシ撃退の第一歩となったんじゃよ」
立派な口髭を生やした地球アザラシ代表の最長老は言う。
これは、アザラシのみならず、地球に棲む全種族が己の存亡を賭け、死闘を繰り広げた壮大な物語である。
おまけ
「病院に行ったら、アザラシ科に案内された件について」
患者「ちょっと頭痛がしただけで、何で僕がアザラシ科に行かなきゃいけないんだ!? というか、アザラシ科って何だ!?」
医者「落ち着いて下さい。あなたは、『アザラシ科』で良いのですよ」
患者「どうしてだ!?」
医者「まずは自身の脚を見て下さい」
患者「え?? これはヒレ??」
医者「次に手を見て下さい」
患者「えっ? えっ? 前ヒレ??」
医者「そう、あなたはアザラシなんです。アザラシ科はアザラシを扱う科なんですよ」
患者「……クゥ、クゥクゥ~」
医者「あ~、完全にアザラシに戻ってしまいましたね」
助手?「また失敗ですか……」
医者?「まあ、失敗を重ねた先にしか成功なんてあり得ませんから。では、次のアザラシを」
助手?「はい。次は5歳のオスで、性格は慎重……」
Twitterで鳥子ちゃんが書いてくれた宇宙アザラシSF小説のプロローグ、流れちゃわないように保存しとこ〜(勝手にコピペ笑)
鳥子ちゃんは長編小説を執筆中で忙し丸なのに、こんなおこぼれ話書いてくれて、アイザラシは非常に嬉しいある🦭zZ