sakky
名人戦を終え、渡辺名人が防衛を果たし、またマイナビ女子オープン・女流王位戦でそれぞれ西山朋佳女流三冠・里見香奈女流四冠がタイトルを堅持した。里見香奈女流四冠は、これで清水市代女流七段の記録を抜いて、単独トップの44期となった。 正直言って、将棋界の上半期における動向はこれにて完了し、続いて下半期へと移ると言ってよいだろう。女流タイトル戦は2人が保持しているわけなので、今年度内、この2人の間を誰が割って入ることができるのか、はたまたこの2人が堅持し続けるのかが注目すべき所であ
今年も見られるのはとても嬉しい。昨年、緊急事態宣言下、土曜日の19時からAbemaTVでの第3回AbemaTVトーナメントが1週間の楽しみだった。本日、19時からドラフト会議が行われ、各チームのメンバー及び予選ブロックが発表された。第1回から第3回AbemaTVトーナメントの通算勝敗、戦力値、新メンバーを見てみる(タイトル・段位省略)。 Aブロック:T藤井:藤井聡太(25-7)、髙見泰地(11-12)、伊藤匠(新)⇒36-19(+17) T稲葉:稲葉陽(2-
早速ですが、2ヶ月前に書いた記事に対しての答え合わせと、第2四半期の展望です。 ①藤井聡太二冠第14回朝日杯将棋オープン戦優勝(3回目) 正直、抽選のあやで、藤井聡太二冠・渡辺明名人・豊島将之竜王・永瀬拓矢王座が決勝までに競り合うようなブロック構成であった。前の記事で、藤井聡太二冠が3回目の優勝を飾るには、一筋縄ではいかないだろうと書いたが、逆転の連続で優勝を果たす。内容的には際どい将棋もたくさんあり、負けてもおかしくない対局もあったが、終わってみればやっぱり藤井聡太二冠
明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。 早速本題ですが、今年の将棋界タイトル戦(主に藤井聡太二冠)を中心に考えてみたいと思います。現在、4人が8つのタイトルを分け合っています。渡辺明名人が棋王・王将を含め3つ、豊島将之竜王が叡王を含め2つ、藤井聡太二冠(王位・棋聖)、永瀬拓矢王座。この4人が来年もタイトルを分け合うのか、それとも他へ変動するのかが大きな見所になると思います。1つでも持っていればタイトルホルダー、なければ無冠、これは大きな差になると思い
第70期王将戦挑戦者決定リーグ戦も残すはプレーオフのみとなった。豊島将之竜王か永瀬拓矢王座か。どちらにしても渡辺明名人にとっては、手強い挑戦者となるであろう。 このnoteでの最初の投稿にあたり、藤井聡太二冠が今年度中に三冠になるにはという事で、その条件と難しさについて述べた。果たしてその結果はご承知の通り、3勝3敗ではあるがリーグ陥落となり、来期は二次予選からの出場となった。 3勝3敗の星勘定は、2年前の豊島将之二冠と同じではある。が、豊島将之二冠はリーグ最終戦でも挑戦
初めて、女流棋戦を長々と見た。第42期霧島酒造杯女流王将戦第3局、西山朋佳女流王将と室谷由紀女流三段の一局、終始室谷女流三段の形勢が有利と画面に表示されていた。盤面は最終盤であったが、そこで見るのをやめた。以前に書いた内容を訂正するためだ。ここ最近は、里見香奈女流四冠・西山朋佳女流三冠がタイトルを分け合っているが、その他にタイトル獲得できそうなのは加藤桃子女流三段と伊藤沙恵女流三段ぐらいだと以前に書いた。 しかしそれが虚偽になってはと思い、訂正を進めていた矢先、大逆転で西山
遂に念願の大盤解説会場に行ってきました。初めての大盤解説会は藤井聡太二冠の対局だと思っていたところ、しびれをきらして!?行きました。 対局場は名古屋市内にあるお寺万松寺。9時30分開場なので、朝7時30分頃の新幹線に乗車。そのため朝5時過ぎに起床。すぐさま、Twitterをチェックすると、ナインティナインの岡村隆史さんご結婚とのニュースが。一瞬ドッキリかと半信半疑だったが、すぐさま本当だと分かり、しばしショックを受ける。自分に関係することって多少なりとも影響を受けるもんです
本日、日本将棋連盟よりヒューリック杯白玲戦・女流順位戦の新創設、第3期より大成建設杯清麗戦への変更が発表された。 昨今、女流棋士界について思う所もあり、また昨日、第70期王将戦挑戦者決定リーグ戦にて藤井聡太二冠が負け、タイトル挑戦に赤信号となって気落ちしていた事もあり、このニュースは大いにテンションを上げてくれた。大変嬉しかったのは、何といっても女流順位戦である。以前は女流名人戦にてA・B級リーグが存在していたが、今はもはやなく20年以上ぶりに女流界でも順位戦が復活したこと
今月22日より開催される、第70期王将戦の挑戦者を決める挑戦者決定リーグ。ここを勝ち抜けば、来年1月から開催予定の第70期王将戦七番勝負へと進み、王将位を持つ渡辺明名人へ挑戦できる。 勿論、王将戦の挑戦者となり、渡辺明名人との七番勝負を制し、年度内に藤井聡太三冠、そして九段昇段を見たい。但し、それは並大抵の事ではなく至難なのは百も承知である。そこで、藤井聡太二冠が王将位を獲得し、三冠になる道とはどのようなものかを探ってみる。 ①まず管見の限り、同年に棋聖・王位をW挑戦・獲