8. ウォールフラワー【#30DaysFilmChallenge】
こんばんは、ふかづめです。
今日の #30DaysFilmChallenge お題は「サントラが好きな映画」です。
これ、よく見たら「more」て書いてありますね、、
ただ、この映画以上にサントラが好きなものが思い浮かばなかったので、
『ウォールフラワー』(原題:The Perks of being Wallflower)を紹介します。
『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』のローガン・ラーマン、『ハリー・ポッター』シリーズのエマ・ワトソン、『少年は残酷な弓を射る』のエズラ・ミラー共演の青春作。原作者のスティーヴン・チョボスキーが監督を務め、自身の小説「ウォールフラワー」を基に、思春期の青年の揺れ動く心情を繊細なタッチで映し出す。困難を乗り越え成長する少年の心象風景が観る者の心を強く揺さぶる。
上記予告の作品紹介より。
さて、このチョボスキーという人は、のちに実写版『美女と野獣』の監督をした人です。
この『ウォールフラワー』という作品自体は、劇場ではそこまでヒットしていないのですが、知る人ぞ知る名作という立ち位置かもしれません。
正直、このお題で紹介するとは思わなかったです。なぜならこの映画は、私の人生の中で、ベスト1の映画だからです。
ということで、内容はまた改めてにするとして、サントラを紹介します。
01. Could It Be Another Change [The Samples]
02. Come On Eileen [Dexys Midnight Runners]
03. Tugboat [Galaxie 500]
04. Temptation [New Order]
05. Evensong [The Innocence Mission]
06. Asleep [The Smiths]
07. Low [Cracker]
08. Teenage Riot [Sonic Youth]
09. Dear God [Xtc]
10. Pearly-Dewdrops' Drops [Cocteau Twins]
11. Charlie'S Last Letter [Michael Brook]
12. Heroes [David Bowie]
劇判(BGM)として使われているものも劇中曲として使われている曲もあります。(この作品の舞台は90年台の前半です)
中でも、好きな2曲をご紹介します。
The Smiths "Asleep"
主人公のチャーリーは精神的に不安定な少年で、過去のトラウマから精神科に通っています。そんな彼が、好きなバンドの好きな曲としていの一番に挙げるのがこのASLEEPです。眠り=死を連想させるような曲ですが、不思議と心地よく寄り添ってくれる曲です。この曲は割と最初の方に名前だけ出てきて曲は追って流れるのですが、チャーリーがこの曲を選ぶ理由がだんだん分かってきた頃に聴くと何とも切ない選曲です。
Cocteau Twins “Pearly-Dewdrops' Drops “
エマ・ワトソン演じるサムという女の子が言及する曲です。
主人公チャーリーが作ったミックステープを褒めた後で、「私なんかずっと全米のTOPチャートを聴いていた。でもある時、“Pearly-Dewdrops' Drops “を聴いて、思ったの。ある時大学のパーティーか何かで、ふと見ると“その人”がいて、出会うの。その時から、なにもかも上手くいくようになる―」
この映画の根底には、主人公チャーリーの英語の先生が言う
We accept the love we think we deserve.
というセリフがずっと横たわっていて、チャーリーもサムも、エズラ・ミラーが演じるパトリックも、みんながそれぞれ値すると”自分で思っている”人との恋愛から抜け出せずにいます。そんなサムが、いつか”その人”に会えるかもしれない、変われるかもしれない、と思った曲として挙げているのがこの曲です。
ほかの曲も全部良いし、”Heroes”を抜いてこの映画を語るのは憚れるのですが、作品の内容と一緒に、もう少し深いレビューを改めて書こうと思います。
未見の方は、サントラを聴き込んで映画を観るのも良いかもしれません。あるいは、80年台のカルチャーに馴染みがある人にはかなりハマる映画だと思います。
是非ご覧ください。
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