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そのステージは、燦然と輝いて。「YOASOBI ARENA TOUR 2023 "電光石火" 埼玉公演」/感想

こんにちは。桜小路いをりです。

昨日、YOASOBIのアリーナツアー「電光石火」の埼玉スーパーアリーナ公演に行ってきました。

今回は、私がひたすら「YOASOBI好き〜!」と叫ぶだけの、ライブレポート未満の偏愛noteです。

ぜひ最後までお付き合いください。
(セトリ、MCのネタバレを含みますのでご注意ください。)


開場前〜開演

武道館ライブ「NICE TO MEET YOU」のツバメTシャツを着て、開場の2、3時間ほど前にさいたま新都心駅に到着、まずは物販へ。

タオルを黒とオレンジの2色、ステッカー、そして、Ayaseさん、ikuraさん監修のカップ麺をゲットしました。

カップ麺は、エースコックさんとのコラボ商品。おまけのクリアファイルも付いています。
ツアー「電光石火」のキャラクター4人がデザインされていて可愛い。

タオルは、オレンジはぱきっとした色彩が際立って、会場でも目を引きます。黒はカッコよくてきりっとした感じ。どっちもオシャレです。

FCブースで限定のグッズをいただいて、少しお茶をしてから、お次はYOASOBIのおふたり監修のカレーを堪能。

私は、ikuraさん監修の「天使のバターチキンカレー」をいただきました。

想像以上に本格的なカレーで、エネルギッシュといいますか、元気が出るお味でした。美味しかった。辛いものが苦手な方にもおすすめです。

コンサートの1週間前は台風の影響が心配だったのですが、空は抜けるような青空。外でカレーをいただいてからは、開場時間まで、のんびり日向ぼっこをしていました。

そして、開場時間を少し過ぎてから、人生初のさいたまスーパーアリーナへ、いざ参戦……(!)。

席は、まあまあ遠い400レベルだったのですが、ステージの正面に近い位置でした。

冷たいカルピスを飲みつつ、会場で流れている音楽に耳を傾けつつ、間もなく始まるライブに想いを馳せつつ、YOASOBIのこれまでを思い返して感慨に浸りつつ。

ライブが始まる直前の高揚感は、何回ライブに行っても慣れなくて、でも、あの時間も全部含めて「ライブ」はやっぱり楽しいです。

開演予定時間を数分オーバーしてから、ついに「電光石火」埼玉公演の幕が上がりました。

ライブ本編

全体のセットリストは、ざっとこんな感じ。

1、怪物
2、夜に駆ける
3、三原色
4、セブンティーン
5、ミスター
6、好きだ
7、海のまにまに
8、アンコール
7、もしも命が描けたら
8、大正浪漫
9、たぶん
10、もう少しだけ
11、ラブレター
12、祝福
13、群青
14、アドベンチャー
15、アイドル(アンコール)

曲の合間にこまめにコール&レスポンスやMCを挟みつつ、Ayaseさんのグッズ&スタッフさん紹介もありながらも、怒涛のセトリでした。

めちゃくちゃペンライトを振ったし、めちゃくちゃ声も出しました。ペンラを持っていた右手がちょっと危ういくらい、本当に楽しかった。

ここからは、セトリをなぞりつつ感想を綴っていきます。

初っ端を「怪物」で始める勇気、私がセトリを決める立場だったら、絶対ありません。でも、これがめちゃくちゃに効果的かつ攻撃的な起爆剤になっていた気がします。

開演からいきなり、大きな爆弾がドッカンと鳴り響く感じ。

目も心もステージに釘付けになって、ぎゅっと心臓を鷲掴みにされるようなドキドキとワクワクが、「怪物」には内包されています。そして、これから始まるライブを、ひいてはファンを引っ張っていくというYOASOBIの頼もしさまで感じました。

ペンライトの赤色で染まる会場が綺麗で、レーザーの演出も凄まじくて。
その勢いのまま、「夜に駆ける」と「三原色」が続きます。

YOASOBIの名刺代わりとも言える「夜に駆ける」は、さすがの安定感。
「三原色」では、タオルを振って盛り上がりました。

開始3曲で、もう興奮が止まらない。
この辺りで、私は翌日の右手の筋肉痛覚悟で楽しむことを決めました。こんなに楽しいライブ、思い切りノらなきゃもったいない。

MCを挟んでから、曲は「はじめての-EP」の4曲へ。

私は「NICE TO MEET YOU」以来の参戦だったので、「はじめての」の楽曲を、現場で、生で聴くのは初めてでした。

ikuraさんのころころ変わる表情、曲に合わせた仕草がすごく素敵。
Ayaseさんとバンドメンバーさんのパフォーマンスも、随所でモニターで切り取られて、はちゃめちゃにカッコよかったです。

そして、Ayaseさん、「セブンティーン」でのバキュン、いただきました。ご馳走さまです。カッコよかった。

席は遠かったけれど、ステージから、皆さんの「楽しい!」という気持ちが波みたいに押し寄せて伝わってきて、ライブ中、何度「この場に来られてよかった」と思ったことか。
YOASOBIの歴史の1ページに居合わせることができて、すごく幸せです。

ikuraさんの初さいたまスーパーアリーナ参戦の思い出のお話を挟んで、お次は「アンコール」。

音楽が鳴り続けることの奇跡、音楽が繋いだ一瞬の出会いを描いた、祈りにも似た「アンコール」は、スマホのライトを使ったファン参加型のパフォーマンスでした。

モニターの映像もモノクロになって、ノスタルジックな雰囲気が会場全体を包んでいて。

「ライブ」って、音楽を聴くためにたくさんの人が集まる素敵な場所だなと、改めて感じました。

Ayaseさんも「命を削って創っている」とおっしゃっていましたが、本当に、「魂」とか「命」の温度ってこのくらいなんじゃないかなと思うくらい熱々なライブで。

その情熱を分けてもらったんだから、明日からまた頑張ろう。
そんなふうに思える時間でした。

「もしも命が描けたら」では、会場がまた赤色に染まって、その世界観が会場中に満ち溢れて。

「大正浪漫」は、ライブならではのアレンジがすごくカッコよくて、華やかで。

「たぶん」は、「NICE TO MEET YOU」でも配信ライブでも何度も聴いているけれど、そのたびに心に沁みて。

「もう少しだけ」は、身体が優しい音に包まれるような温かさがあって。

もちろん周知の事実ではありますが、とにかく全曲、すごくいい曲。
「いい曲」って、私は普段、あまり使わない表現なのですが、あえて言わせてください。
良曲ぞろいです。本当に。

どの曲もすごくライブ映えするし、聴くたびに真っ新なページをめくるような気持ちで感動できるし。

空間を、時間を共有しているからこその、音源とはまた違う眩しさを、終始実感することができました。

そして、さらに「ラブレター」を聴いて、YOASOBIが音楽に懸ける深い愛情を、なおさら感じました。

「愛情」よりも大きな言葉が、私の中には見つからなくてもどかしいのですが……。

音楽と共に歩んできた道のり、諦めずに音楽を続けてきたことへの想い、音楽を信じて、自分を信じてここまで駆け抜けてきて、ようやく立った大きなステージ。

その軌跡が、自信が、音楽への溢れんばかりの温かな想いが、音と共にひしひしと伝わってきました。

「ラブレター」の後は、インストを挟んで「祝福」、「群青」、そして「アドベンチャー」。
みんなで歌って、ペンライトを振って、会場がひとつになる感じがたまりませんでした。

「祝福」の迫力、本当に凄まじい。音源で聴いたときから、楽器の音、特にドラムの音がすごく印象的でしたが、会場で重低音が全身に響くのを感じながら聴けて嬉しかったです。

そして「群青」は、「かけがえのない僕だ」の部分で、ikuraさんの「かけがえのない僕らだー!」という力強い声。

優しく強い応援ソングでもあり、何より、音楽を諦めず、音を重ね続けてきたYOASOBIに繋がるような歌詞に感無量でした。
やっぱり大好きな、これからもずっと大切にしたい曲です。

ライブ本編を締めくくるのは、「アドベンチャー」。
「待ちに待った特別な日」を、「いつも通りから飛び出して」楽しむ時間を、いっそう華やかに、眩しく彩ってくれる楽曲。

ほらシャッターを切っても写せない
思い出がいつでも待っている
春も夏も秋も冬も
この場所で見つけた笑顔が
ひらひらと幾つも積もってゆく
さあ次はいつ会いに行けるかな

きっと、さいたまスーパーアリーナに来るたびに、私はこの「電光石火」を思い出すんだろうな。

YOASOBIのファンとしての思い出も、音楽ファンとしての思い出も、これからどんどん重ねていきたい。

そんなふうに思える時間でした。

「アドベンチャー」の最後の合唱が終わって、もう一度バンドメンバーさんの紹介。
Ayaseさんとikuraさんが、ステージの端から端まで移動しながら名残を惜しんでから、おふたりも一旦ステージの奥へ。

インストと共にモニターにエンドロールが流れて、アンコールに突入しました。

アンコールは、もちろん「アイドル」。

黄色の衣装から白い衣装に着替えた皆さんが登場して、圧巻のパフォーマンスが再び始まりました。

たまらなかったです。本当に本当にカッコよくて、「最強」という言葉はこのときのためにあるんじゃないかと思うくらい。

歌の安定感はもちろんのこと、ikuraさんの仕草が、表情が、あまりにも魅力的すぎる。
これから「アイドル」を聴くたびに、あのときのドキドキを思い出せるのかと思うと嬉しいし幸せです。

ちなみに、「天才的なアイドル様」のところ、つい一緒に歌っちゃいました。コールもたくさんできて、すごく楽しかった。

そして、曲が終わってステージが真っ白な光に包まれたあと、颯爽と去っていく姿がまたカッコよくて。

この夢のようなステージを見届けられたこと、大好きなYOASOBIに声を届けられたことへの幸福感でいっぱいになりながら、客席でしばらくぼうっとしてしまいました。

ライブ全体の感想

今回のライブのセット、演出を見ていて私が感じたのは、独特のSFっぽい雰囲気でした。衣装も、最後に流れるエンドロールも、ステージの天井付近で動く細長いモニターも。

それこそ、時空がねじれて、別世界からYOASOBIが来てくれた、みたいな感じ。
本当に「遊び」の延長みたいに、会場をこれ以上ないほど盛り上げて、思い切り声を上げて楽しんで、颯爽と帰っていくような。

そのくらい、手の届かないほど燦然とした輝きが美しくて、情熱的で。

でも、不思議と遠く感じないんです。
ikuraさんもおっしゃっていましたが、一対一で歌を届けてもらっているような不思議な感覚もあって。

そこが、YOASOBIという「遊び」を忘れないユニットの、いちばんの魅力なんじゃないかなと思います。

誰ひとり仲間外れにしない、一度その輪の中に入ったら、温かく迎え入れてくれて、目が合えば自然に微笑みかけてくれる。

3、4曲に1回ずつくらいのペースで入っていくMCも、YOASOBIと対話しているような感じで聴くことができて、一方通行ではない、想いの伝わり方を感じました。

(ここでちょっと余談ですが、個人的ハイライトは、「〇〇から来たひと〜!」とikuraさんが調査をする場面でした。
北海道から沖縄、海外まで訊いてまとめに入ろうとしたikuraさんのもとへ、キーボードのザクロさんが駆けてきて何やら耳打ち。
はて? と思っていると、ikuraさんが「大変失礼しました……! 北陸の方〜!」と訊いていました。「忘れてたわけじゃないですよ!」と言うikuraさんが、はちゃめちゃに可愛かった。そして、こそっと教えに行くザクロさんも素敵。
終始、温かい雰囲気の会場にほっこりでした。)

Ayaseさんのグッズ、スタッフさん紹介のコーナーも素敵で、本当にたくさんの方が携わって、この場が創られているんだなと感じました。

カレー屋さんや物販、FCブースのスタッフの皆さんもとても温かくて。
なんといいますか……たまんないです、ライブって。

あんなに楽しそうにパフォーマンスをするAyaseさんとikuraさん、そしてバンドメンバーさんの姿をその場で見ることができて、曲に合わせてペンライトの色を変えながら会場全体で楽しんで。

さらに、色んな場所で、ファン想いな遊び心が詰まった、素敵な企画をたくさん楽しむことができて。

YOASOBIがライブに懸ける想いだったり、工夫だったりを、会場では随所で感じました。
「YOASOBI」である前に、音楽ファンであり、ライブファンであるからこそ、分かっている楽しみ方、といいますか。

貪欲に「楽しい」を追究していくYOASOBIが、私は大好きです。

まとめ

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

帰りの電車から書き始めていたのですが、ちょっと時間が足らなくて、一夜明けてから、せっせとスマホでこの記事を書いています。

ペンライトを振った右手が少し痛いけれど、それすら楽しかったライブの余韻。もうしばらく、奇跡のような夢のようなあの場所に居合わせることができた感動に、浸っていようと思います。

改めまして、Ayaseさん、ikuraさん、最高の音楽と眩しい歌声を、ありがとうございました。

そして、バンドメンバーの皆さんの最強のパフォーマンスも、見ることができて嬉しかったです。
AssHさんと仄雲さんはめちゃくちゃカッコよくて、ひかるさんはすごく可愛くて、ザクロさんはとっても綺麗で、もうたまらなく素敵でした。

他にも、YOASOBIスタッフの皆さんや、ライブに携わった全ての皆さんへ。

最高のライブを、ありがとうございました!

このライブのことを思い出すたび、明日への勇気と、夢に向かって努力することへの決意を、再確認することができるから。
この想いを忘れないように、全部全部、心に刻んでおこうと思います。

今回の見出し画像は、Canvaで作らせていただきました。我ながらお気に入りの見出しです。そして、ここまで読んでくださったあなたへ、なんと5500文字の記事でした。最後までお読みいただき、ありがとうございます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。 私の記事が、皆さんの心にほんのひと欠片でも残っていたら、とても嬉しいです。 皆さんのもとにも、素敵なことがたくさん舞い込んで来ますように。