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「いい文章」って、書き手さんが笑顔で書いた文章だと思う。

こんにちは。桜小路いをりです。

私は、書いているとき、ふと「いい文章って何だろう」と考えることがあります。

誤字脱字がない、文法の間違いがない、一度読んだだけで意味が分かる。

そんな、ある種のマナーを弁えた「読みやすい文章」の先にある、「いい文章」とは何なのか。

私自身、まだまだ勉強中の身ではありますが、「これは大事なんじゃないかな」と思う要素があります。

それは、ずばり「雰囲気」。
もっと言えば「行間の雰囲気」です。

「いい文章」って、その文章に書いてあることが伝わる、というのももちろんあるけれど、それにプラスして、書いていない気持ちや書かれていない雰囲気まで心に伝わってくるものが多いなと感じます。

ふくらみがある、という感じでしょうか。

あったかい感じがしたり、柔らかい感じがしたり、「嬉しい」と直接的には書いていなくても、「嬉しそうだな」と感じられたり。

そういう文章に触れると、上手く言語化できない幸せな気持ちになります。

それだけ「いい文章」には力があるし、心地よい温度の温泉みたいに、誰かを癒やすパワーがある。

でも、力があるということは、それだけ「いい文章」を紡ぎ出すことが難しいということでもあるわけで……まだまだ精進していきたいです。

「いい文章」って、結局「好きなことを書き続けていくこと」でしか磨けないんじゃないかなと思います。

もっといえば、「自分が読みたい文章を書き続けていくこと」でしょうか。

やっぱり、自分が楽しく書いた文章は、しばらく経ってから読み返しても楽しいので。

それに、noteでも「あ、きっと楽しい(嬉しい)気持ちが抑えられなくて書いたんだろうな」という記事を見つけると、読んでいるだけの私も、とてもワクワクします。

「いい文章」なんて表現を使ってしまいましたが、「書き手さんが笑顔で書けたのならOK!」だと思います。

楽しい、って、やっぱりすごく大事です。

(似たようなことを、ちょっと前の記事でも書いていました……それだけ大切なこと、ということで、リンクを貼っておきます)

もちろん、「書くこと」は楽しいことばかりじゃなくて、苦しいこともあるけれど。

推敲のときなんて、うんうん唸りながら、「ここの文章は削るか削るまいか」と過去の自分と討論しているような気分になるけれど。

それでも、「書くこと」は、楽しいことであるはずだから。

「楽しい」だけはずっと忘れずにいたいな、と思います。

今回お借りした見出し画像は、万年筆の写真です。シルバーのキラキラした感じが素敵で、即決でした。万年筆、いつか欲しいもののひとつです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。 私の記事が、皆さんの心にほんのひと欠片でも残っていたら、とても嬉しいです。 皆さんのもとにも、素敵なことがたくさん舞い込んで来ますように。