自治体のクラウドファンディング活用
先日、自治体でクラウドファンディング活用を検討する勉強会が立ち上がり、ちょっとクラウドファンディングについて個人的に話を聞きたいとの依頼があり、話をしてみました。
個人的に、過去2回クラウドファンディングに挑戦させていただいたのですが、1度は達成、1度は未達成とたいして語れるほどのものはないかなと思っています。
「畑」+「本』+「宿』=「晴耕雨読のあるくらし」@秋葉原から40分のつくばみらい
自給自足をコンセプトとした、オフグリッドなシェアカフェ・加工施設を作りたい!
自治体のクラウドファンディング活用では、大分県別府市の事例がすぐに思いつく事例かなと思っています。
どうせやるならやりすぎたい!温泉×遊園地=前代未聞の”湯~園地”を別府に実現!!
たいした相談には乗れないと思っていたのですが、そもそも自治体でクラウドファンディングを活用することについてどう思うか?というところからはじまったので、それは面白いトピックだなと思いました。
市役所勤務時代に感じていたことは以下のようなことです。
・自治体の事業はほとんど委託でお金と受託者があれば大抵のことはできる
・右肩上がりのましだった時代に借金を積み重ねている
・公共施設など無料提供されているイメージのものも税金が投入されている
・受益者負担の徹底はあまりされていない
このまま問題なく、継続できればそれでいいと思いますが、実際には破綻が予想される制度も多く、実際に縮小などは起きていると思います。
自治体には数多くの要望や陳情が寄せられると思いますが、現実的に既存のサービスでさえ縮小傾向なのに新しくお金がかかるサービスを増やすというのはなかなか難しいのではないかと思います。
それで今回提案してみたのは、ある要望に対して、自治体で行なえないということになれば、自治体がクラウドファンディングという箱だけを用意して、要望者に対して実行してもらうというものです。
そこで、支援が集まったり、必要としている人が可視化されたり、同じ問題意識をもっている人が繫がったりすることがすることが出来れば、何かしら課題解決への動きがはじまるかもしれませんし、新しい仕事が生まれたりするかもしれません。
いずれにせよ、困った時は自治体頼みという社会はなかなか難しくなっていくのではないかと思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?