SNSで増え続ける「怪しいノウハウ」
最近、SNSを開くたびに「これだけで集客できる！」「たった3日で売上アップ！」といった広告やセミナーが目につく。
しかし、その内容を見てみると、大したことのない一般論や、場合によっては誤った情報が含まれていることも少なくありません。
なぜこのような広告が増えているのか？
ターゲティング広告
FacebookやInstagram、YouTubeの広告アルゴリズムは、興味のあると思われる層に対してピンポイントで広告を表示できるようになっています。そのため、一度この手のノウハウ系の情報に触れると、似たような広告が何度も表示されるようになり、まるで世の中に急増しているように見えてしまいます。ノウハウ販売ビジネス
情報商材やオンラインセミナー（オフラインセミナー）は、物理的なコストがほとんどかからず、利益率が高いため、多くの人が参入しやすいビジネスです。その結果、表面的なテクニックを誇張し、「誰でも簡単にできる」と錯覚させるような宣伝、内容が増えています。本当に価値のある情報は無料では得られない
無料ウェビナーやSNSの投稿では、「売るための仕掛け」として一部の情報しか公開されません。本当に効果的なノウハウや戦略は、個々のビジネスや市場特性に応じてカスタマイズされるべきものであり、一律に適用できるものではないのです。初心者をターゲットにしている
これらの広告やセミナーは、初心者や経営に不安を抱えている人をターゲットにしています。そのため、「誰でもできる」「簡単に成果が出る」といった誇張表現が多くなり、本質的な戦略を学ぶ機会を奪うことにもつながっています。
本物のプロフェッショナルが埋もれてしまう危険性
こうした「薄っぺらいノウハウ」が氾濫することで、本当に実力のあるプロフェッショナルが埋もれてしまう懸念があります。誤った情報が広まることで、マーケティングやコンサルティング業界全体の信頼性が低下し、「本物と偽物の区別がつかない」という状況が生まれかねません。
（既に生れています）
また、間違ったノウハウを信じて施策を実行した結果、売上が伸びないどころか、ビジネスが悪化するケースも少なくありません。こうした失敗が積み重なると、「マーケティングなんて意味がない」「コンサルは信用できない」といった誤解が広がる可能性があります。
本物のプロフェッショナルの見つけ方
このような状況だからこそ、 プロフェッショナル側が「本質的な価値のある情報を発信し続ける」 ことが重要という意見があります。
しかしここでも大きな問題があります。受け手の多くはそれが「本質的な価値のある情報」なのかどうか判断できない、という事です。
判断できるのであれば現在発生しているような問題は起こりません。
では本物はどうやって見つければいいのでしょうか？
コミュニティ／紹介の力 これ一択の時代です。
現代の広告手法を通じて一般の人々が本質的な価値を見極めることは相当難しくなっています。そのため、信頼できるネットワークやコミュニティなどを通じた紹介が重要になります。それが表面的なノウハウではなく、深い知見を持つ専門家と確実に繋がれる方法のひとつです。
※実際、本当に実力のあるプロフェッショナルほどSNS広告から離れていっている傾向にあり、広告に頼るのではなく、コミュニティと紹介を基盤とした信頼構築の仕組みを整えることが主流になりつつあります。
SNS上には、一見すると魅力的に見えるマーケティングやビジネスに関する情報が溢れています。しかし、それらの多くは表面的なテクニックに過ぎず、ビジネスの本質的な成長には結びつきません。
このような時代だからこそ、「これだけで簡単に成功する」という甘い言葉に惑わされるのではなく「本物」と「偽物」を見極める目を養う努力が必要だと思います。
追記
「ここだけ押さえておけばＯＫ！！本物と偽物の見分け方」セミナーみたいなのがあったとしたら・・・それは詐欺です（笑）
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