中小企業診断士はもうFacebookを使っていないのか?
新型コロナの5類移行の動きもあり診断士イベントでもリアル開催が復活。初めての方と会う機会も増えてきました。
診断士界隈でFacebookを使うことが多いことは、以前の記事にてお話しました。
ただ最近、Facebookの話をすると「え、Facebookですか、今どき?」というリアクションをされることが診断士同士でも増えたような気がします。
推移を見てみると確かにFacebookはユーザー数が減少傾向で、他のSNSと比べても下火になっている様子です。
ということで今回は、個人的にうっすら気になっている「診断士はFacebookをもう使っていないのか?」を調査してみることにしました。
「調査」といっても方法はいたって手作りです。
自身のFacebook友達の中から診断士を100名無作為に抽出し、現在の使用状況などを確認してみます。
ちなみに対象者は、企業内診断士が60名+独立診断士が40名と、偶然ですがきれいな比率に分かれてくれました。
1.Facebookの使用状況
使用状況の判断材料として、100名の「最終投稿日」を見ました。
①3か月以内:55名
②~1年以内:20名
③1年より前:25名
約半数が最近は更新しておらず、やはり以前よりも使用頻度が減っているように思えます。
さらに、企業内診断士と独立診断士で内訳をみると、以下のようになりました。
①3か月以内:企業内 26名/独立 29名
②~1年以内:企業内 12名/独立 8名
③1年より前:企業内 22名/独立 3名
どうやら独立診断士の方が、最近もFacebookを使っている割合が高いようです。
Facebookには、広報・宣伝、ブランディングのツールという性質もあることから、自分自身を商品として仕事をされている独立診断士の方が、意識的に活用しているのかもしれません。
2.他のSNSの使用状況
ブランディング目的でのSNSといえば、他のSNSはどう使われているのでしょうか。
他の代表的なSNSである「Twitter」と「Instagram」についても、使用状況を調べてみました。
※ブランディングのためということは匿名アカウントでは意味がないため、「実名でのアカウントの有無」という視点で見ています。
まずはアカウントの所有について。
診断士Facebookユーザーのうち、約半数はTwitterもInstagramも(実名では)やっていないようです。
利用者数は、Instagramが50名・Twitterが18名でした。
主に文字、短い文章だけで表現するTwitterよりも、写真を前面に出せるInstagramの方が、閲覧者へのアピールがしやすいのかもしれませんね。
ちなみに企業診断士と独立診断士の割合は、独立の方が若干多かったですが、Twitter・Instagramともに大きく差は出ていない程度でした。
また、それぞれの活用状況は以下の通りです。
[Twitter]診断士ユーザー(18名)の最終投稿日
①3か月以内: 8名
②~1年以内: 0名
③1年より前: 6名
④投稿ゼロ : 4名
直近3か月以内の投稿者は8名。
100名中8名と考えると、実名TwitterをPRに活用している人は少ない印象です。
[Instagram]診断士ユーザー(50名)の最終投稿日
①3か月以内:18名
②~1年以内: 4名
③1年より前:11名
④投稿ゼロ :16名
⑤非公開 : 1名
こちらも直近の投稿は半数程度。
頻度の割合ではFacebook、Twitter、Instagramいずれも同じような使用状況ということがわかりました。
ちなみに3つのSNSともに頻繁に投稿されている方は5名いましたが、いずれも診断士として特に積極的に活躍されている方々でした。
3.まとめ
さて、Facebook等の今の状況を調べてみましたが、診断士界隈ではFacebookもそれなりに利用されており、他のSNSに代替えされたというわけではなさそうです。
Facebookは交流や広報宣伝のほかにも、「グループ」や「メッセンジャー」「イベント」など協業ツールとしての役割もあります。
それらの“お手軽”かつ“そこそこ必要な機能が揃っている”という点も、使われ続けている理由の一つかと思います。
これから診断士活動を始める方々は、どのくらい活用するかはさておき、ひとまずはFacebookのアカウントを作って、プロフィールを整えたり、時々投稿をしたりしても損はしない、とあらためて推しておきます。
(まあ統計というにはあまりにゆるゆるの調査ですが、ちょっとした参考にでもなれば幸いです。)
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