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話す時の「3つの声」

こんにちは、中小企業診断士の三木です。

企業内/独立に関わらず、診断士は人前で話をする機会がたくさんあります。

セミナーでの講演、診断結果の報告、研究会での発表など、さまざまな場面がありますが、そんな時、相手によく聞こえる、通りやすい声というのが大事な武器になります。

ですが、私はというとわりと低めの篭りやすい声をしていて、話をしている時も、後ろの方から「聞こえませーん」と言われたり、近くの人からも「えっ?」聞き返されたりすることがちょいちょいありました。
(居酒屋で、店員さんを何度呼んでも気づいてもらえず、なんてこともしばしば( ;∀;))

そこで、意識するようにしたのが「3つの声」です。

3つの声とは、声の出し方の種類のことで、それぞれを「チェストボイス」「ミドルボイス」「ヘッドボイス」と言います。

「チェストボイス」は、低い声を出す技術で「胸声」ともいい、胸のあたりを響かせるようなイメージで発声します。
地声に近いのがこの声で、目の前の人に対して語りかける時や、説得力を増したい時に適しています。

「ミドルボイス(中声)」は、中くらいの高さの声を出す技術です。顔の中心あたりを響かせるイメージで発声します。
この高さの声が、その人にとって一番よく“通る”声と言われていて、少し離れた人に声をかけるときや、言いたいことをはっきり伝えたい時に使うと効果的です。

「ヘッドボイス(頭声)」は高い声、いわゆる“抜けるような高音”を出すものです。
頭のてっぺんを響かせるようなイメージで発声し、遠くにいる人に声をかけるとき、自分に注目してもらいたい場面などで使います。

たとえば、広めの部屋で話す時は一番遠くの人に届くヘッドボイス、数人のグループワークの時はミドルボイス、というように使い分けています。

もちろん、アナウンサーやボーカリストなどプロ級の本格的なやつは簡単にはできませんが、3つの発声法について意識するだけで、少なくとも単に声のボリュームのみで頑張ってた頃に比べると、「聞こえませーーん」や「えっ?」と言われることはかなり減ったのではないかと思ってます。

「3つの声」今度あなたが人前で話す機会に、試してもらえるとアリかもです。

【おすすめ書籍】
 『いつでもどこでも、全文耳勉! 朝3分の声トレで、あなたの話し方が9割変わる! 』白石謙二(著)ダイヤモンド社
 私が3つの声については知ったのはこの本からでした。タイトルはちょっと狙い過ぎですが、声の出し方だけでなく、練習法、場面ごとの使い方などをわかりやすく教えてもらった良書です。
 チェストボイス、ミドルボイス、ヘッドボイスの説明でも一部引用させていただきました。

#中小企業診断士 #企業内診断士 #ボイストレーニング

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