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小山伸二
2020年7月18日 21:43
北の花園から土砂降りの境内まで血を吐いてみせた役者の顔も忘れてしまったきみとの紅色のテント乳飲み子との別離声にならない嗚咽の響きは一篇の詩をなしたのかなんて遠くまで来てしまったちいさな画面のなかで笑ってくれたその手に触れることもできないこの時代に抱きしめてあげたいと、囁いたあなたの声を胸の揺り籠にいれて蒼い空へ飛んでいけるかな鳥ではないぼくでも