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小山伸二
2019年1月6日 21:27
1ひだまりに寝そべる猫のあくび冬の午後ある男の物語がさいしょの本となるくらがりのバーウォッカからはじまる複数の名前をきこんだ男のミステリーぼくはきみの声が聴きたくなるそこにいるずっとそばにいる甘える猫のようになって南に逃げる男にかさなっていくくらい井戸のなかの音楽ぼくはきみの声が聴きたくなる2駅までの道をゆっくりと歩くカフェにたちより本のつづきを本屋でながめ