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小山伸二
2017年8月20日 00:56
土砂降りの雨をホームから眺めているメッセージが届いた午後みんなの残りの時間が刻まれているからだを通過していくものが心でとまればいいのに誰もが小走りになって建物のなかへ稲妻さえ見えない空の下で
2017年8月5日 23:19
終電が西の闇に溶け込んでいくうつむきながらホームを掃き清める憂鬱な影も揺れている聖者の眠りのようにベンチに横たわるひとの寝息が聴こえる 交番前の横断歩道を渡ると居酒屋から出て来た賑やかな一群大切なことは見えないんだだれかが嬉しそうに叫んでいる鞄の奥にしまい込んだ青い光を今夜は封印しているんだね 冬のビルの一室に繋がれた罅がはいった月が見えただろうか始まりの物語を