プライマリでいこう
「自覚せよ、君たちはマイナーなのだ。」
こんなことを書いてから10数年。
そういえば、この序文、最後に書いたんだったっけ。いや、さすがにあとがきは、序文書いてから書いたか。だいぶ記憶が曖昧。
それはともかく、まあよくこんなこと書いたな。
でもまあ、当時この分野は将来メインストリームになる、みたいな大きなことを言う人たちが多くって、それに辟易していたところもある。そんなことよりも、地味でも、目立たたなくても、きちんとした仕事をコツコツしたほうがいいと思ったのが事実。
さてそれはともかく、まずは何かアイデアをまとめないと。
・・・何もでてこない。
というか、自分には、人に話せることなんて何もないんじゃないか??
まずい。引き受けた以上、いくらオンラインで目の前にオーディエンスがいないとはいっても、さすがに何かのメッセージを込めないと。でも・・・困った。
パラパラと本をめくっていった。そうだ。あのときも何も出てこなくって数か月が経過して、見かねた編集者が「まあとりあえず気の置けない人と徒然に話してみれば?」といって、すこし若手の先生と対談というか、クロストークをしたことを思い出した。ここから始めよう。早速メールしてみた。
返事がすぐにきた。相変わらず彼は仕事が早い。
しかも、長文。
プレゼンの構成までつくってきた。
「どんぐりと山猫みたいな感じっすかね」
なんじゃそりゃ。
続きます。