4人目のインタビューをおえた8月の週末。いよいよあと1か月。
4人目は、旧知のD先生。女性で、ある程度臨床経験を積んでいて、研修医のころからよく知っているけど、すごく密に一緒に働いたことはないし、プライベートなことはよく知らないんだけど、仕事面でも、生活とのバランスの面でもどこか魅力的な印象を以前からもっていた先生だ。こういう表現はよくないのかもしれないけれど…どんな生い立ちで、どんな環境で暮らしてきたのか、そして僕との会話がどんなふうに転がるのかまったく予測ができないところも候補にあげた理由の一つ。
ただ、お子さんが小さいので寝かしつけたあとなら、、、ということでOKをもらえた。土曜日の夜、労働基準法では深夜業務にあたる時間帯。ふだんならすっかり自分は寝る準備に入るころだ。時間ピッタリに開始。スマホを用いたミーティングだと、会議そのもののプライベート感が増すように思う。
外は雨。
雨の土曜日。
僕と違い、彼女は卒業以来ずっと同じ医療機関で勤めている。僕はあっちこっちに動いていたんだけど(とはいえ自分の医院がいちばん長くなった)それとくらべて落ち着き感が半端ない。そしてこの業界にありがちな自問自答感も(あるのかもしれないけど)微塵も感じさせない。これまでのインタビューはいつも、ある種の高揚感が得られるんだけど、今回はそれにもまして自分にまとわりついているものがハラハラととれていっていくエステ感にあふれていた。
最後、こちらがされた質問も、まあよくある質問ではあるものの今回はちょっと飛び道具的な質問。さすがにこれは本番では使えないな…とへんな汗をかきつつ終了。
とりあえず、今のところこれで十分なような気がする。質的研究でいう、データ・サチュレーション。
あとは、自分の頭の中で整理をすること。
そしてもうひとつ大切なこと。動画編集スキルを身に着けることか。
明日は地域の輪番当番。周辺の感染状況は本当にまずいことになってきているのに大丈夫だろうか…
とりあえず、もう一回プライマリを読んでみるのと。放送作家見習いのKさんに全部インタビューを送って、意見をきいた上でそろそろ作り始めないと…と思っていたら、締め切りについての連絡が事務局からくる。
資料は月末までで大丈夫なことになった。
この感染状況では、それはやむを得ないだろう。そんなわけで、ちょっと余裕がでてきた。
(とはいえ、少しはあせったほうがよいのでは…さらに続く)