クライアントに「味わう」「感じる」をどう説明するか
どうも、1年ちょっと前にTHECOACHのプロコースを卒業したしんじといいます。
さっそく本題ですが、応用Bコースで取り扱った「味わってみてください」「何を感じますか?」をセッションで使えていますか?
THE COACH生同士なら使える=通じるといった感触の方も少なくないと思います。
しかし、コーチングを受け慣れていないクライアントさんに「味わってください」「感じてみてください」と言った時、
と言われたことはありませんか?僕は数回言われたことがあります。
どうにか説明できないかな〜とずっと考えてきたことが少し形になったのでシェアしたいと思います 🙌 何かヒントになれば幸いです。
このテーマは、自己の器やパートナーシップの観点からも語れることがあるかもしれません。
しかし、今回は相手に「味わう」を体験してもらうために何ができるのか?に焦点を当てて書きました。
クライアントさんの気持ちを体験してみよう!
以下の問いかけに答えてみようとしてください。
「文章を味わうとは?」「どうするの?」「へ?」と反応しませんでしたか?
コーチングで味わうを初めて問われるクライアントさんも同じ気持ちになっているのではないかな〜と想像できます。
今クライアントさんと同じ気持ちになれたのは、「体験した」からなのではないでしょうか。人は体験すると理解ができる。
クライアントさんに味わうを「疑似体験」させることで味わうを理解してもらえるのでは?という内容になっています ▼
そもそも、味わうってどんな時に使う言葉?
そもそも、味わうって日常のどんな時に使いますか?
味わうと聞いてパッと思い浮かぶのは、ご飯の時です。
ご飯を味わって食べる。ここにヒントが隠れているのでは?と考えています。
またまた、質問です。
もうこれが全てです!と言いたいところですが、もう少し説明しますね。
説明の前に、下のゴマのかかったご飯を味わって食べることを想像してみましょう 。そして何が起きるかを観察してみてください ▼
いかがでしたか?
ご飯を味わって食べると… ▼
味わって食べることでたくさんの情報を感じ取ることができます。最後の2つは味わうために自然ととってしまう行動です。
ではなぜ、食べるペースを落とすのか。目を閉じるのか?
ここで、もう1つ大事な質問 ▼
言い方を少し変えて、どうやって以下の情報を感じとることができるのでしょうか?
・お米の硬さを感じる
・お米の甘さを感じる
・お米の温かさを感じる
・唾液が分泌されるのを感じる
「舌に意識を集中させたから」ではないでしょうか?
さらに、舌に意識を集中させるために、目を閉じる、いつもより食べるペースを落とすことを自然とできるのです。
コーチングセッションにて味わう時も、目を閉じたり、呼吸を整えたり、身体に意識を集中させたりしませんか?
クライアントさんは「味わうことができない」のではなくて、できるけどやり方がわかっていない状態なのです。つまり、言葉と行動が頭の中で結びついていないだけだと僕は考えています。
言葉と行動が結びつくと理解ができる
サブパーソナリティーの説明を覚えていますか?
僕はこの説明を聞いた時に「あー、あの感じ」「あるある」と理解しました。
サブパについてクライアントさんが「??」となっている時も同じように説明すると理解されます。
これは、過去に体験したことを認知して「サブパ」という言葉が頭の中でつながったからだと思っています。
「感じる」「今ここ」も決して感覚派の人が得意ということではないのです。日常で「感じている」「今ここ」な瞬間は体験しているはずです。
それを認知するお手伝いをするだけでクライアントさんは「味わう」「感じる」を自由に使えるようになるのではないかな〜と思っています。
と書いてみたものの「味わってご飯食べてる時にやってるあれだよ。」「あ、そっかあれか。」とすんなりいくものでもないと思います。
他に、一緒に瞑想をすることもありかもしれない。僕のご飯を味わうを試してみるのもいいかもしれない。違う体験を持ち出して説明することもできるかもしれない。
色々できることはあると思います。唯一の答えがあるわけではありません。
これが答えです!と提供するよりも、そこも探求して欲しいなぁという思いがあるため、あえて余白を持たせて閉じていこうと思います。僕も探求し続けています☺️
おまけ
「感じるってなに?」とメンタルモデル開発者の由佐さんが回答している動画を置いておきますね。こちらも参考になると思います。
読んでいただき、本当にありがとうございました😊 今日も良い一日でありますように♪