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サントリー天然水 北アルプス信濃の森工場 工場見学してきました!


 長野県大町市にサントリー天然水北アルプス信濃の森工場の工場見学施設ができたと知り、2022年6月18日に早速行ってきました!
 私の実家は長野県安曇野市で大町市は車で20分ほど。実際、実家から工場まで車で、20分で到着しました。


駐車場から見学施設までも楽しめる


 駐車場では、コロナ禍のため検温と署名をしました。
 その後、工場見学受付まで徒歩で歩きます。案内された方向に歩いていくと、何やら怪しいコンクリートの壁と小さな入り口が目に入ります。

駐車場から歩いていくとなにやら怪しい入り口が!

 入り口の左脇に「天然水ハウス」の文字があり、どうやらこの入り口に入って行くようです。

コンクリートの入口に近づいていくと・・・
「天然水ハウス」の表示。あと200mあるようです

 そして、入り口に入ると!なんということでしょう!コンクリートのトンネルが青い光で照らされ、何とも言えない幻想的な雰囲気ではありませんか!これは正直映えます(笑)

コンクリートの入り口を入ると、青い光で照らされた幻想的なトンネルが!
青い光で照らされて幻想的なトンネルを進みます

 この青く照らされたトンネルを歩いていくとまた「天然水ハウス」の文字があり、案内に沿って歩いて行きます。

「天然水ハウス」の表示。あと130mです

 トンネルを抜けると階段があり登ります。また「天然水ハウス」の案内があるので、案内に従って歩いていくと木造のおしゃれな建物が見えてきました!


幻想的なトンネルを抜けると階段が現れます
「天然水ハウス」の案内板。あと80mです
もう少し歩くと、建物が見えてきました!

 建物には「SUNTORY天然水北アルプス信濃の森工場」と書いてあります。建物の中を少し歩いていくと左側に見学受付に到着。ここで受付をします。まだ、コロナ禍なので、工場見学は完全予約制です。人数も1回10名程度と限られているので、早めの予約が必須です。

「天然水ハウス」が見えてきました!
「SUNTORY天然水 北アルプス信濃の森工場」の表示


フィールド散策とカフェ


 受付を済ますと、工場見学までまだ時間があったので、施設内の芝生の広場を歩きました。まだ出来立てのせいか芝生はまだ茂っていないのが残念でした。芝生が一面に広がれば、寝転がるにはとてもいい場所になりそうです。広場の一角に「みずのわカフェ」があります。

施設内の芝生の広場。奥に「天然水ハウス」が見えます
みずのわカフェの看板。右のかごにメニューがあります

 こちらでは、天然水北アルプスや長野県の素材を使ったメニューが揃っています。中でも、気になった「天然水仕込のクラフトソーダ信州産白桃」と「信州野菜のポタージュじゃがいもとたまねぎ」を注文しました。

みずのわカフェのメニュー。かき氷は7月から

 まず「信州野菜のポタージュじゃがいもとたまねぎ」は優しい味で美味しかったです。おすすめです。
 そして「天然水仕込のクラフトソーダ信州産白桃」ですが、こちらクラフトソーダと別に信州産白桃をペースト状にしたピューレが別になっています。まずはクラフトソーダのみで飲んでみます。うん、美味しい!これだけでも爽やかな味が楽しめます。今度は信州産白桃のピューレを入れて飲んでみます。うわっ、白桃とソーダのマリアージュで全く違う味に!甘さとソーダの爽快さがあいまってとても美味しいです!これは、この工場を訪れたらぜひ飲んで欲しいです。 

左は「信州野菜のポタージュじゃがいもとたまねぎ」
真ん中が「天然水仕込のクラフトソーダ」で右が「信州産白桃」のピューレです
みずのわカフェからの眺め

 カフェを楽しんだら、天然水ハウスに戻りました。見学をアテンドしたくださるスタッフの方と少々談笑。まだ、見学施設ができたばかりで、なかなか予約が取りづらいらしく、スタッフの方の「ご家族を招待することもできない」とおっしゃっていました。芝生の広場もこの工場独自にこだわって作ったそうです。広場だけの見学もできるようなので、天気の良い日はピクニックがてら訪れるのもいいかもしれませんね。

工場見学の集合場所。ここから見学がスタートします


工場見学



 さて、お待たせしました。いよいよ工場見学のスタートです!
 天然水ハウスから工場施設へスロープを歩いて行きます。工場の入り口を入ると壁一面に「北アルプス」の写真があって、圧巻です。絶好の記念撮影スポットです。記念撮影時間もしっかり取ってもらえます。

工場施設へスロープを登っていきます
記念撮影スポットの北アルプスの写真


シアター


 その後、シアターへ案内されます。ここでは、天然水が北アルプスから信濃の森工場まで20年の歳月を経てたどり着く映像を見ることができます。映像はとても迫力があって圧巻ですし、20年もの年月を経て天然水になる過程はとても興味深く勉強になります。まさに自然の恵みであることを実感しました。

製造工程の説明


 シアターの後は、北アルプスから天然水北アルプスの商品になるまでをスタッフの方が説明しながらご案内してくださいます。

地層と自然


 まずは、北アルプスの地層の説明から。地層が「ふわふわ」でないと、水は地層に染み渡っていかないことを説明してくれました。そして地層が「ふわふわ」であるためには、動物たちの役割が大きいことも。自然の摂理があって、土が「ふわふわ」になり水が地層に染み込んで濾過されて行きます。濾過された水が地層の最深部に到達すると山から盆地へと下っていきます。その下ってきた水を信濃の森工場で汲み上げていきます。工場で汲み上げた水は濾過と殺菌されます。

北アルプスの地層
最初の地層が「ふわふわ」だから水が地層に浸透していきます


ペットボトルの製造


 そして、次はペットボトルの製造工程の説明です。ペットボトルは信濃の森工場で製造されています。これにはきちんとした理由があります。ペットボトルの原材料は小さなプラスチックの試験管のような形をしています。これをプリフォームと呼ぶそうです。プリフォームを金型に入れて高圧の空気で一気に膨らませます。試験管のように小さい原材料であれば、一度にたくさんの量を輸送することができます。だから、輸送に伴う排気ガスの削減につながるんですね。こんなところも自然に配慮されています。

ペットボトルの原料(プリフォーム)金型と完成したペットボトル

 さらにペットボトルに巻かれているフィルムもすごく薄く作られていて、ここでも環境保全を意識して作られていました。

とても薄いフィルム


ボトリング


 次に、天然水をペットボトルに詰める作業、ボトリングです。これがスゴイ!めちゃくちゃ速いスピードでペットボトルに天然水がボトリングされていきます。ボトリングされている本数がリアルタイムで更新されて表示されています。数字のカウント数がすごい勢いで変わっていて、ボトリングの速さを実感できます。

ボトリング
すごいスピードでボトリングされているのが数字にカウントでわかります
完成した「天然水北アルプス」

 その後は、ボトリングされた天然水北アルプスがどのように出荷されるか、説明してくださいます。工場内での厳しいチェック、そして物流。最後は店頭に並びます。

厳しいチェックがされています
天然水北アルプスを運ぶトラックの模型

 実は北アルプスの地層の説明から、店頭に並ぶまで水色の線で繋がっているんです。これは天然水が北アルプスから店頭に並ぶまで“繋がっている”ことを表現していて、とても粋だなと思いました。

実は水をイメージした水色の線で、すべてが繋がっています


工場設備見学


 次はいよいよ工場設備の見学です。まず、エアシャワーを体験します。一人ひとりエアシャワーを体験するのですが、これが結構楽しい体験でした。はまって何回も体験する方もいらっしゃるとか。

エアシャワーを体験できます

 エアシャワーを体験した後は、実際の工場設備が見える部屋に案内されます。工場には天然水をつくるための色々な設備でいっぱい。一方で、人はなかなか見当たりません。スタッフの方に質問すると、工場内にはたった4名しかいないとのこと。こんなに広い工場に4名しかいないというのは本当にびっくりです。それだけ自動化されているということです。また、ロボットも動いていて、徹底して自動化されている印象を持ちました。
 4名しかいない人を見つけるのも相当難しいとのことで、一生懸命探しました。なんとか4名見つけることができました。皆さんも訪れた際にはぜひ探してみてください。

自動化された工場設備
ロボットも活躍

 工場設備内を見る部屋には、スイッチャーと画面が合って、いろんな場面を見ることができます。実は自分たちをみるカメラもあったりして、楽しかったです。

スイッチャー
この画面で工場設備を色々な角度から見ることができます


試飲タイム!


 そして工場見学の最後は、いよいよ試飲です!試飲の部屋に着くと実際に「天然水北アルプス」のペットボトルを出荷する前の装置にペットボトルが沢山。
 

試飲用の「天然水北アルプス」がたくさん

 この装置から一人ひとりペットボトルを取っていきます。同時に、試飲用に「天然水ヨーグリーナ贅沢仕上げ」もスタッフの方から手渡されます。

ここから自分で試飲用の天然水北アルプスを取ります
試飲できるのは「天然水北アルプス」「天然水ヨーグリーナ贅沢仕上げ」

 この部屋は、北アルプスの展望デッキも兼ね備えていて、外のテラスに出るととても気持ちがいいです。この日は残念ながら、雲で北アルプスの山々はみることができませんでした。また日を改めて、訪れたいと思いました。

展望デッキからは北アルプスが一望できます
この日は雲がかかり、北アルプスが見えず残念


信濃の森工場だけの体験


 そして、もう一つ信濃の森工場の特徴があります。サントリーの天然水4工場の水を全種類飲めるのは、この工場だけ。売店で、他の工場(南アルプス白州工場、奥大山ブナの森工場、九州熊本工場)それぞれの天然水を買って帰りました。試飲すると確かに4工場とも味が微妙に違います。ただ、白州工場と信濃の森工場の水はほとんど同じ感じでした。

「奥大山」「阿曽」「北アルプス」「南アルプス」
すべての天然水が飲めるのは、北アルプス信濃の森工場だけ


 この工場に訪れると、自然の大切さと天然水が20年の年月を経てできる過程を学ぶことができ、とてもいい施設だと思いました。
 特に家族連れでの訪問をオススメします!信州旅行の際には、ぜひお立ち寄りください。


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