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他人と比べないで自分らしく生きる方法

他人と比べて落ち込んだり、嫉妬していた僕が『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』を読んで、自分らしく生きられるようになった。その過程を書いていく。


他人と比べると生きづらい

生きていると、どうしても他人と比べてしまうことがある。

見た目、友達の数、恋人の有無、テストの点数、学歴、年収、地位、既婚か未婚か…などなど、挙げたらきりがない。自分が勝っていればいいが、負けていた時のストレスはハンパじゃない。やっぱり自分はダメだと思って落ち込んだり、相手にマウントをとって関係がギクシャクしたりと、何もいいことがない。

過去の僕もまさにそうだった。
友達がいないとか、彼女がいないとか、童貞だとかで周りと比べていた。そして、全てにおいて負けていたので、とても生きづらかった。

「幸せのテンプレート」は本物なのか

人の心理について学んで、分かったことがある。他人と比べがちな人は、幸せの基準を自分の外側に求めてしまっているということだ。

その一例がマッチングアプリだと思う。なぜ課金してまで恋人探しをするのか。それは、恋人がいれば幸せになれる結婚すれば幸せになれると思い込んでいるからではないだろうか。

たしかに、付き合いたての頃はこの上ない充実感がある。でも、時間が経つにつれて相手の嫌な部分も見えてくる。結婚だって同じ。それはゴールではなく、スタートでしかない。人間関係である以上、努力なしに幸せになれるなんてあり得ないのではないだろうか。もちろん、本当に大切にしたいパートナーと支えあいながら、その努力を積み重ねることは素晴らしいことだと思う。しかしそれ以上に、努力が必要なことを忘れて、孤独や劣等感を紛らわすために、アプリを使っている人が多い気がしてならない。

こんな風に、誰かが言った「幸せのテンプレート」にハマれば、自分も幸せになれると思い込んでいる人は、他人と比べがちなのではないだろうか。

価値観を言語化して自分だけの幸せを知る

じゃあどうするか。自分にとっての幸せを定義してしまえばいい。例えば僕は、
・海外を一人旅しているときが、自分にとっての幸せ
・色々なバックグラウンドを持つ人と英語でコミュニケーションをとっているときが、自分にとっての幸せ。
・トレッキングをすることが、自分にとっての幸せ
・好きな本を読んでいるときが、自分にとっての幸せ
と自分で分かるようになったので、それ以外の基準はどうでもよくなった。そして、「これが自分にとっての幸せだ」と分かるようになったのは、自分の価値観を言語化したおかげだった。

価値観とは、”価値を認めて、大事にしたいと考えているもの”。

『あなたの「価値観」が見つかる30の質問』自己理解プログラム公式ブログより

自分が大事にしたいと考えているものが分かれば、それを満たす行動を意識的にとるだけで、幸せになれてしまう。「幸せ」は気分であり感情であるから、自分の行動一つで簡単に作り出せるものだと思う。

価値観の見つけ方

僕がワークに取り組んで、「これが自分の価値観だ!」と確信できたものをまとめたい。

1.これまでの人生で努力できたことは何ですか?
努力できたのは、それをやることで自分の価値観が満たされる可能性があったから。それを振り返って、価値観を探る質問だ。僕の回答は、
・大学受験
→大学進学できないと、その後の人生が行き詰まると思ったから→両親を安心させたかったから
★思いやり
・語学の勉強
→世界共通の言語でいろいろな人と関わってみたいから
★人とのつながり
で、それぞれ思いやりと、人とのつながりという価値観を持っていることが分かった。

2.これまでの人生で誇れる経験は何ですか?
価値観を満たしていた経験だからこそ、誇りたくなる。僕の回答は、
・海外一人旅で、視野を広げたり様々な感動を経験して帰ってこられたこと
★好奇心・自由・挑戦・成長・人との繋がり
で、好奇心自由挑戦成長人との繋がりという価値観を持っていることが分かった。

3.これまでの人生で許せないことは何ですか?
自分の価値観が侵害された時、人は許せないと、怒りや憤りの感情がわく。僕の回答は、
・戦争、自国のことしか考えない外交戦略。
→自分の都合だけで、ほかの人を不幸な目に合わせる行為だから。
★思いやり
で、思いやりという価値観を持っていることが分かった。

4.あなたの好きなことに共通している価値観は何ですか?
趣味や好きなことが、なぜ好きなのか。それは、そのものごとを抽象化した時に、自分の価値観につながっているから。僕の回答は、
・海外、旅、海外ドラマ、アウトドア、語学、洋画、洋楽、国際交流、文化、歴史、政治、社会、心理学、自己分析
★人とのつながり・自由・好奇心・表現・受容
海外、旅、アウトドア、文化などは、未知の世界に触れるワクワク、語学や国際交流は世界中の人と関わってみたい(つながりたい)から好きな気がしている。
そこから、人とのつながり自由好奇心表現受容という価値観を持っていることが分かる。

5.子供を育てたり他人を指導するときに伝えたい・伝えたくない行動は?
誰かに伝えたいのは、自分自身もそうありたいから。それを深堀ることで、価値観が見えてくる。僕の回答は、
伝えたい:「あなたにはあなただけの強みがあるから自信を持って」「自分に正直に生きて」
★ありのまま・受容
伝えたくない:「安定した仕事に就いたほうがいいよ」
★自由・自立
で、ありのまま受容自由自立という価値観を持っていることが分かった。

出てきた価値観をまとめると、
・人とのつながり
・思いやり
・好奇心
・自由
・ありのまま
辺りが、僕の人生にとって特に大事なことだと分かる。あとは、これらの価値観が満たされる行動を取るだけ。僕の場合は、好奇心自由人とのつながりを満たすために、海外を一人旅するし国際交流の場で色々な人とおしゃべりする。思いやりを満たすために、人と関わるときは相手への配慮を忘れない。ありのままを満たすために、自分を大切にしてやりたくないことはやらない、ということを意識している。この生き方ができるようになってから、他人と比べることはなくなり、驚くほど生きやすくなった。

価値観を言語化して自分らしさに確信を持つと、他人と比べることなく幸せな人生を生きられる気がする。

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