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オスグットって何?

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突然ですが子供も骨と大人の骨の違いは分かりますか?

骨=硬い という認識をお持ちの方は多いのではないでしょうか。

でも、子供の骨は違うんです!

それは、子供の骨には成長軟骨という軟骨が存在していて、この成長軟骨が骨の成長に大きな役割をもっているんです。

ポイントは成長軟骨が骨のどこにあるか?ということです。

ここで問題です!

骨が成長して伸びる時、骨のどこの部分から伸びてくると思いますか?

① 骨の真ん中部分から伸びる

② 骨の先端から伸びる

③ 骨が全体的に伸びる時

この中で何番が正解だと思いますか?


正解は・・・・【② 骨の先端から伸びてくる】 です。



元々、成長軟骨は骨の上下先端部分にあり、成長とともに骨が伸ばされ時に成長軟骨もつられて伸びていきます。

伸びた軟骨がやがて、骨化して硬くなることで骨に変わるんです。

小学生~中学生の運動をしている子供達がよくなってしまう症状として【オスグット病】というのがあります。

私が子供の時にも、同級生のサッカー部や・バスケ部の友達は『オスグットになった』と言っていましたが吹奏楽部に入っていた私には何の事なのか・何語なのか分からなかったのを覚えていますw


このオスグット病は骨が柔らかい時にしか起こりません。

なので、子供特有の病だといえます。

オスグット病は、太ももの前側にある筋肉が原因で起こります。

痛みが出るポイントは膝の少し下の部分が多く、専門的用語を使うと脛骨粗面部といって骨の先端部分になります。この骨の先端の部分には太ももの前側にある筋肉『大腿四頭筋』が停止する付着部があるんです。


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筋肉が付着する先端部分には成長軟骨があるので、筋(腱)が過緊張している状態だと引っ張られてしまいます。そうすると、痛みが出ている部分が突出してくるんです。

これは成長軟骨がある子供だけしか起こらないので、大人には出ない症状として有名なんです。

では、大人では同様の場合どうなるの?

大人の方でも大腿四頭筋の牽引が脛骨粗面部に起こらない訳ではありません。

ただし、強い外力が加わって時など状況は子供に比べて限定されます。

大人で大腿四頭筋の牽引力が脛骨粗面部に働くと・・・・脛骨の裂離骨折になります。

裂離骨折とは、筋や腱などの軟部組織の牽引により骨が引っ張られてることで骨折することをいいます。

※似たような言葉で剥離骨折というものがありますが、これは、骨と骨同士の衝突により起こる骨折です。

この裂離骨折は子供でも起こることがあり、オスグットが進行して、成長軟骨の弾性力を超える牽引力が加わると軟骨ではなく、軟骨と骨の境目に圧力が加わり、軟骨と骨が離れるようになってしまいます。

従来、オスグットになった場合、運動をせず休息することが大前提とされていますが、運動を再開すると痛みが再発するということがよく見られます。もし、裂離骨折にまでなってしまった場合は、回復までにかかる時間も多くなり運動していなくても痛みが出てしまうのでオスグットの症状が出てからのオーバーワークは禁物です。

では、実際オスグットになった時どんなことをしていますか?

痛みがある部分に温・冷湿布と貼ってるだけなんてことはありませんよね?

テーピングをしている方は正しい走行で貼れていますか?

湿布では患部の冷却には不十分な場合が多く、不適切なテーピングは逆に症状を悪化させてしまう場合もあります。

『オスグット病』だからと軽視せず、適切な対応をして早期復帰を目指しましょう!

詳しい対処方法が気になる方はお気軽にお問い合わせください。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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