フライバーグ病に対するハイボルテージ治療
前回の記事では、フライバーグ病の大まかな概要と、実際に私が診た患者さんについて紹介させていただきました。
ご覧いただいた方ありがとうございます。
まだ、読んでいなくて、特に足の指の付け根付近(中足骨骨頭)に痛みや違和感を感じている方はフライバーグ病の可能性があるかもしれませんので、一度ご確認いただければ幸いです。
今回は、私がフライバーグ病に対して行った治療のハイボルテージ治療について紹介していきます。
そもそもハイボルテージとは『高電圧パルス療法』といわれる、早期の疼痛緩和を促すことを得意とする治療で、主に、『疼痛抑制効果』『血流循環増大効果』『浮腫軽減作用』の効果があります。
今回のフライバーグ病の場合、中足骨骨頭部への血流循環不全が要因の一つとして考えられる為、ハイボルテージの『血流循環増大効果』を使って血流が悪くなってる部分へアプローチしました。
ハイボルテージを受けている時の感覚としては痛みはなく、よくある低周波治療器と同じようなピリピリする電気的な刺激を感じる程度です。
症状にもよりますが、患部に10分程度ハイボルテージを流していきます。ハイボルテージによる痛みは無いので、人によっては眠くなるかもしれません。
フライバーグ病は両側性が約10%ありますが、症状の具合は左右差があり、インストラクターの患者さんの場合は左足:8 右足:5 くらいの左右差がありました。
10分間ハイボルテージをした後の患部は、ハイボルテージをする前と比べると硬結感が少し和らいで、歩行時の痛みも少し軽減していました。
10分程度の治療ではこのくらいの反応が限界かもしれません。
症状によっては最初の頃はあまり変化が起こらないこともあります。
患部に対する一日の治療時間10分程度しかないので、後はどれくらいの頻度で治療をしていけるかがポイントとなってきます。
毎日治療しても問題ないので、症状がつらい時は治療する感覚を狭くすることをオススメします。
フライバーグ病は小学生~高校生の女性に多い疾患ですが、特に運動をしている方は年齢・性別の幅は広くなりますので、運動をしていて足の第2趾付近に痛み・違和感を感じるという方は一度検査・治療を受けてみるのもいいかもしれないよ。
治療法は色々とありますが、軽度な場合はハイボルテージ治療も一つの選択肢として考えていただければ幸いです。
諦めずにケアしていきましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました😊
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