#MGBW #04 ermhoi
「イレギュラーを採用する」
音楽に限らず、人生のなかでそんなに大きなことじゃなくとも
ふとした拍子に予定調和から外れた選択肢が生まれることがある。
僕は、ここ10年以上よほど悪い結果が予測できないかぎりイレギュラーを積極的に採用する。
少なくとも試してみる。
理由は色々あるんだけど、「縁」というか、「宇宙」がそうさせているんだ、
とかそう思うこともある。
音制作で、間違ってアサインした音色をそのまま使ったりもするし、
入力し間違ったコードや音符なんかも聞いて気持ち良ければ採用する。
自分の頭で鳴った音を再現するのが基本、という創作フェイズは僕の中でとっくに終わっているのだ。
ermhoiさんに歌ってもらうのを決めたときも様々な偶然とイレギュラーな展開のはてに
たどり着いた。
実際本来は別の曲をお願いしようと随分前にお名前をリストに入れていたものの、
全く楽曲が進まずオファーできずにいた。
そんな中、今回の当該楽曲のシンガーが全く決まらず途方にくれていたときにふと思いついたのだった。
僕が思い描いていた楽曲とある意味真逆の曲調の提案を、ダメ元でしてみたのだけどすんなり快諾。
そして曲に対するマッチングという意味ではベストなのではなかろうかと考えている。
つくづく音楽の旅の面白さに驚く。
ermhoiさんの音楽、大好きだし先ではシンガーとしてだけじゃなく何かご一緒してみたい。
またもや聴かせられない曲について語りすぎましたね。でもアルバムから先んじて1月には聴いてもらえると思う。
We’ve forgotten to feel
We’ve forgotten how to think
We’ve forgotten how to love each other
We’ve forgotten