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何故この作品に今まで出会わずにいられたのかむしろ不思議だ
「記憶」これは僕の人生で探求すべき大きなテーマの一つだ
言い換えれば人生のすべてが「記憶」にたどり着くとも言える
この作品も記憶や夢が大きな意味をもつ
次元まで超えて起こる記憶をめぐる旅
このフィクションを現実と混同することはしないけど、
仮にここで起こることの一部でも肯定できるならば
我々が体験してきたさまざまな説明不可能な現象が
少しだけ身近な存在になる
デジャブ、ポルターガイスト、ドッペルゲンガー
そこまで行かずとも
「世界意識」という考え方は
1970年代以前から研究されていて、
一定の成果をあげている
世界意識を収集分析すると
911などのような
世界的に大きなインパクトを与えた
事象の直前に「意識のピーク」が来ている
これは人間の意識が実際の事象が起こるまえに
なにかを感じ共有していることを示している

この作品の持つ意味が僕にとってなになのかはまだ飲み込めない
でも物語りが進んでいく過程ではっきりと覚醒し、
自分の記憶の奥底に触っているのがわかる
嗚咽を伴うような涙も一度や二度ではない

主演でもあり、プロデューサーでもある
ブリット・マーリング
恐るべき才能だ

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