Dr.齋のストレスを力にかえる!⑤~薬に頼らない身体のつくり方~No.5
コツ⑤「音を響かせ、脳をクリアリング」
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さまざまな不調やストレスの原因、
それは、次の3つ!
①筋肉や神経に「蓄積」した「感情」や「記憶」
②「身体感覚」の「低下」
③防御反応の「収縮」や「慢性炎症」による「酸素不足」
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今回のテーマは、前回のテーマに引き続き、脳のクリアリングです!
前回お伝えしたように、
脳の特性として、外の危険に備える「防御反応」が過剰になりやすい事が問題でした。
(詳細はコツ④の記事を参照)
意識的に対処せず、ただ流れに任せるだけでは、防御スイッチがONになりっぱなしになり、自動ではOFFにならないのです。
例えのイメージですが、
パスタを茹でる時に、火を加減したり、かき混ぜないと、どうなるでしょう?
当然、すぐ吹きこぼれてしまいます。
同じように、脳も意識的に手を加えないと、直ぐにオーバーヒートしてしまいます。
脳を上手に使うには、
パスタを茹でる時のように、こまめに観察して、手を加える必要があるのです。
適宜ガス抜き(熱抜き)するように、脳のスイッチをOFFに切り替えることが必要です。
ある研究では、
脳を効果的に使うには、15分毎の集中に2~3分のスイッチOFF(リラックス)タイムを取る事が適切とも言われています。
実際は、
仕事や家事をしていると、
15分毎はとれないかもしれませんが、
例えば、60分毎などに、なるべく効果的に脳を休めたいものですね!
前回お伝えした、
脳のスイッチをOFFにする方法は、
「心地よく!脱力して!胸を開く!」でした!
今回も、前回の呼吸に効果的に脳のスイッチをOFFにするツール(道具)をお伝えします!
それは、「音を響かせる」です。
いくつかポイントがあるので、次にポイント挙げていきます!
●ポイント1「音の経路」
音には、
イヤホンで聴くときのように、耳から入る経路と、
生演奏や花火の音を聴くときのように、全身の皮膚や骨通して聴く経路の2通りあります。
脳にオススメなのは、2つ目の全身で聴く経路です。
●ポイント2「音質」
自然の音の様な、揺らぎや広がりがある音声がオススメです。
また、心拍は音に共鳴して変化する特徴があります。
「ゆったり、ふんわり、やわらかい」
音は、心臓の働きを安定させ、安心感を高め、脳のOFFに効果的です。
●ポイント3「相性」
なにより、好みや相性が大切。
自分にとって、
聴いて胸が広がる音、心地よい音、懐かしい音、聴いていると自然と呼吸が深くなる音がオススメです。
●ポイント4「奏者」
奏者がリラックスして楽しみや喜びの中で奏でている音がオススメ!
楽しいと言う漢字の成り立ちは、
木の上で、太鼓をならしている形とも言われています。
なにやら楽しそうですね!
昔から私たちは、音を用いることで、お祭りなどで、日常の緊張をほどき、コミュニティのつながりを活性化してきました。
楽しさや、喜びは、脳の防御反応のスイッチをOFFにします。
感情は、共鳴、伝播します。
奏者がリラックスして楽しく、喜びをもって音を奏でると、その状態が、演奏を聴いている人にも伝わります。
・・・
音をこのように、味わうことを
「音浴」と呼びます。
温泉に浸かるように、
森林や滝のマイナスイオンを浴びるように、
日の出と共に光のミストを浴びるように、
音をリラックスしながら全身で味わいます。
横たわって全身の力を抜いて音浴するのがオススメです。
まずは、寝る前に3~5分の音浴から始めていきましょう。
自分のお気に入りの音浴ミュージックを探して試してみてくださいね!
そして、音浴と言えば!
春田友希のクリスタルボウル演奏、とてもオススメです。
こちらのリンクからYouTubeご覧ください。
2023/08/01