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義母が考える女性の賢さとは

十数年前に田舎に嫁いできた私。
同居したての頃、義母が言った言葉がまだ頭に焼きついている。


「女はなー、いくらかしこかっても、歳とったらただのオバハン!!ガハハハハ!!」

「姪の○ちゃん、勉強ができるんやって。でもなー、女がいくら勉強できてもなー(仕方ないよな)」


あの頃の私は能天気に一緒になってゲラゲラ笑っていたっけな。

男性優位、男尊女卑が当たり前の昭和世代に生きて来た義母だから、ある程度は社会的な影響を受けての発言であることはわかる。

義母はあまり学がない方なので妬みもあるのかもしれない。

また、実際に賢い女性であっても、男性優位社会故に適切な評価を受けていなかったという時代背景もあるのかもしれない。

私もまた昭和生まれ。
フェミニズムの意識の低い時代に生まれた人。

だから、あの時、能天気に、、、

でも今ならわかる、あれは偏った古い価値観だったんだと。

今、私は物静かだけど、聡明な女性たちと一緒に働きはじめた。

義母が彼女達の働きぶりをみたら、なんていうだろうか。

ワーキングメモリの低さや処理速度の低さなどで私の頭脳はハイスペックではないが、彼女たちは惚れ惚れするほどのスペックを持っている。

聴覚からの聞き取りが苦手な私は、zoom会議で人の話を聞いてフィードバックすることが苦手。

一方、聡明組の彼女達は、聞きとってすぐに的確に情報を要約し、自分の考えを発言する。

それだけでも、私は感動している。

でも妬みなどは一切なく、ただただリスペクト。

良いところは大いにエッセンスを取り入れたいとも思っている。

もし仮に義母がいうように、彼女達が将来ただのおばちゃんになったとしても、そこに行き着くまでの間に社会に果たす役割や貢献度は計り知れないと感じている。

将来、ただのおばちゃんになっているのかも怪しいところだし。

私は離婚を考えだして、余計にそう思うのかもしれないが、女性だからこそ学びを大切にして欲しいと思う。

モラハラ、DV被害女性を見ていると、結婚において専業主婦ほどリスキーなものはないと思う。

専業主婦は賢くないというのでは、もちろんない。
働きたくてもモラ夫に行動制限かけられている女性も多くいるだろう。

何がいいたいかというと女性だからという理由だけで、歩みを止めてなくてよいのではということだ。

勉強うんぬんよりも、不自由なこの世の中をサバイブできる知識と知恵を持つことは、同じくらい大事だろう。

私も今、キャリアを積むことや経済的に自立するためにすごく頑張っている。

離婚後の自立に不安があるから、必死でもある。

ベースはナチュラルでいたいが、学ぶことをやめる気もないし、知的好奇心を刺激されることはやり続けると思う。

今の私は
女性とか男性とか枠組にはめることなく、どんな人も学びたい時に学びたいだけ学べば良いと思う。

女性だからといって、あきらめなくていいんだと思う。


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