「奪い合い」から「地域で創り、分かち合う」にシフトする手作り飛沫防止パーティション
こんにちは。静岡県静岡市葵区在住の山内真一と申します。
「ちびまる子ちゃん」と「清水エスパルス」で知られている静岡市清水区というまちで、20代~60代の仲間と”まちに自分たちの居心地がいい場所をつくる”という活動をしています。
https://imacocoshimizu.wixsite.com/home
●クラスメイトの顔を見たことがない新入生
自分も含めて子育て世代も多く、新型コロナウィルスでマスク生活となった現在、子どもの笑顔が見られなくなったことに気持ちが沈んでいました。
2020年5月3日 初めてZOOM呑み会を開催した時のこと。
メンバーから「子どもが一年生になったんだけど、まだ一度もクラスメイトの顔を見たことがないんだよね」という一言がありました。
マスクスタイルの生活になり、オンライン授業も行われていない今、これから幼稚園、保育園、学校に行っても、お友達や先生と笑顔を見て話すことができなくなるかもしれません。
大人でさえも顔が見られないものはさみしいものです。
「あなたの笑顔が見たい。」これが私たちの活動の原点です。
●「奪い合い」から「地域で創り、分かち合う」へ
マスクをとって向き合って話すには飛沫防止パーティションが必要になりそうです。子どもたちだけでなく、難聴の友人からも必要だと聞きました。
しかし、市販の飛沫防止パーティションは高価で多くの子どもたちに提供できるか心配です。そして、すでに材料となるアクリル板等が不足し始めているようです。
マスクのような「奪い合い」はイヤだ!直感的にそう思いました。
僕自身が医療施設に出入りすることが多いので、今後はアクリル板が必要になってくると考えています。必要な材料が必要なところに十分に行き届いてほしいという気持ちもあります。
そこで3つの条件を設定して、飛沫防止パーティションを自分たちで作りました。
●どこでも購入可能で出来るだけ安い材料であること
●誰もが自分たちで作れること
●飛沫が付着している部分を触らずに交換できること
そして「材料も作り方も公開」して「誰でも自由に創って、自由に売ることができる」ことを一番大事なことにしました。
●身近にある材料で出来る!
そして出来上がったのがAmy(エイミー)です。
https://www.amyforsmile.net/
日本語の「笑み=smile」から名付けました。
飛沫防止部分は市販のビニール袋です。
フレーム全体を覆うことが出来て交換も簡単です。
フレ-ム部分ですが、木工業のメンバーがいるので地元産の木材の一番安い板を使用しました。
フレームの大きさを変えれば様々なサイズ・形で製作できます。
[動画]ビニール袋を取り外す様子
●日本全国の「自分で創る人」と繋がりたい
Amy Project は「販売」の拡大を目標としていません。
ノウハウを公開し、共有しながらブラッシュアップしていきます。
そのために、保育や教育等の現場に詳しい方、難聴の方など、必要とされる方の声を聞く機会をつくります。
そして、地域地域でさまざまな知恵を持った方々が相談しあって、最適なものを、適正な価格で、過不足なく届けられることを目指します。
この設計以外の飛沫防止パーティションの製作も始めました。
食品用のラップやビニールシートでも製作が可能です。
また、オンライン学習環境に役立つと考えている、タブレット置きなども試作しています。
情報交換をFacebookグループで開始しました。
ご興味をもっていただけましたら、ご参加いただければ幸いです。
今後、noteでも発信をしていきます。
よろしくお願いいたします。
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