
【感想】ゆるストイック
佐藤航陽さんの新刊『ゆるストイック』を読了。
前作「お金2.0」は未来の経済の話でインパクトはあったけど、「どう行動すればいい?」と少し難解な部分もあったと感じます。
でも本書はシンプルで分かりやすい!
「ゆるさ」と「ストイックさ」を両立する生き方 を解説しつつ、時代に合った実践法がスッと入ってくる。
特に印象に残ったのは以下の3点。
① 成功=独自性 × タダ乗り
努力や才能は大事だけど、それだけではダメ。
成功には「環境の波に乗る運」も不可欠。
例えばYouTubeが出たタイミングで情報発信した人は、スキル+運が重なり成功した。
「時代の流れにうまく乗れるか?」が鍵。
早すぎても遅すぎても成功はできなかったかもしれないのです。
② 運を引き寄せるには試行回数
「運が必要なら、行動しても無駄では?」と思うかもしれない。
でも行動すればするほど「当たる確率が増える」。
だからこそ、試行回数を増やす ことが大事。
行動することの意味を本書では再定義していました。
好きなことや興味のあることをやる。
ゲーム感覚でやる。
といった行動しやすくなる手法も提案されていましたが、
そこは自分に合った方法を探すしかないでしょうね。
運を引き寄せるために行動するという考え方がとにかく新しいと感じます。
③ 自分を整えるメンテナンス時間
日記をつける・振り返ることで、自分と環境の変化を捉えやすくなる。
本書で紹介されていたアプリ「毎日まめ」を試してみたら、シンプルで続けやすい。
淡々と記録をつけることで、自然とストイックになれる。
「毎日まめ」の存在を知れただけでも、本書を読んで良かったと感じます。
結局、成功する人は「特別なこと」をしているのではなく、「当たり前のこと」を継続している。
「ゆるストイック」は、それを現代の文脈で分かりやすく伝えてくれる一冊だった。
淡々とゆるストイックに生きることを私もしていこうと思わせてくれました。