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中川エリカ展を見てきた

2021年2月27日

TOTOギャラリー間で開催されているギャラリー間を見てきました。

中川さんの細かい、モノへのこだわりが大きいスケールの検討模型に現れていて、

ここまで周辺模型作って検討するのは中川さんの事務所ならではなのかな。

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建築以下のオブジェクトを表現して町の雰囲気を捉える

ただ素材は統一して抽象化

模型を作り込むことでより詳細に見落としてしまいそうな風景とか素材の要素とか

そういうものを建築に取りこぼさず反映できるのだと思う。

3D時代になってきたが、この視点を3Dに含ませるのはなかなか難しい

写真と併用することと、実際に敷地をしっかり観察することで補えるのだろうか。

これだけ作り込まれていると、所員たちのかけているパワーが計り知れない。


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異種の素材が重なるパーゴラっぽい構築物


スミルハンと中川さんの映像で語られていた空間はひと続きだけれど、体験は異なる空間という言葉が気になる。

アルド・ロッシの系譜からくる話らしい。

中川さんのように建築以下のものに目を向けて設計することは建築空間に身体性を組み込めるようになる。

それは各々の空間での演劇性、パフォーマンスによるストーリーが発生するきっかけになる。



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