親知らずとの別れ①

2022年3月5日

もう31歳になりそうだが、長年連れ添ってきた親知らずが虫歯になっていたので抜いてもらった。

虫歯なのは歯磨きをしているときに自分でもわかっていたのだが、1月に文京区の歯科検診(歯医者なんて十数年ぶり)でついに指摘されたので抜くことになった。

左右共に上下生えそろっており、下は両方とも横から生えてきていた。

そもそも抜くくらいだから必要ないはずなので人類早く生えない方向に進化した方が良い。

全て抜くことになっているのだけれど、今日は第1回目で右側の上下を抜く。

受付を済ませるとサッと治療室に連れてこられでは抜きますねーっと心の準備もままならないまま始まってしまった。

まずは麻酔。

麻酔がないととてもじゃないが治療なんてできないんだろうけど、おそらく麻酔注射が一番痛かったと思う。

でも麻酔で感覚ない感じってちょっとアドレナリン出て気持ちよくなるよね。

下の歯から抜くことに。

昨年散々現場で工事の音を聞いていたからか、あまり音が気にならない。

痛みの感覚もなく、もっと抜くときにグエーってなるかと思いきや、何回か削っていくうちに無事抜歯。

抜けたときに歯が口の中に落ちてしまいウーウーとパニックになったが、先生から

『最悪飲んでも平気です』

と言われ落ち着きを取り戻し無事救出した。

少し呼吸を整え、特に痛みはありませんと伝えるとすぐさま上の歯の抜歯に。

下の歯の時と異なり、削ったりはせず、ひたすらグリグリと抜かれる感覚。

抜けない釘を釘抜で抜くときの感じに似ているなぁとか思いながら、先生の

『なかなか抜けないな』

という正直なお気持ちをBGMに自分の奥歯を応援していた。

どうにかこうにか無事上下抜いてこんなもんかと思い、お会計をして帰宅。

2本で5,500円程度。

手術的なことしたのにこの程度で済んで、健康保険って最高。

麻酔もきれ、ジンジンとするけど、こんなあっさり抜けるなら世の中の人々、なるべく早く抜いた方がいいよって思った。

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