長野生活22日目

2021/06/09

もう長野生活も3週間が経過し22日目となった。

相変わらず夜は少し肌寒いけれど、星がよく見えて繰り返される日常の癒しとなっている。

今日は少し思ったことがあったので一応記しておこうと思う。

設計者は何のために必要なのか。

発注者としてのお施主様といつもの工務店の関係が出来上がっている時、

設計者はなかなか邪魔もののような存在になるのだなぁと感じることがあった。

設計の手順として、お施主様と設計者は何度も打ち合わせを重ねて、要望を聞き、その場所、人にあった建築を設計者は考える訳だ。

しかし工務店や大工さんが設計可能な場合、設計者はただつくるだけのことを考えると中間管理のような立場になってしまうことがあり、やりとりがうまく行かないようなこともある。

施工側がいちいちダイレクトにお施主様に確認すれば”業務”としてはスムーズだが、これまで練ってきた設計意図がどんどんなくなっていってしまう危険性もあるのではないか。

それはそもそもお施主様側が明確に設計事務所に依頼するという意図を持っていないと関係の出来上がっている工務店側が力を持つことになる。

そうすると設計者は施工段階から排除されてしまう事態に陥ってしまう。

この場合設計者はどのような存在としてあるべきなのか。

今年を通して考えたいと思った。

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