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転職エージェントが絶対伝えたい!うまくいくための転職活動の秘訣【転職の自己分析編】
はじめまして、しにち(@yurukashi_yrks)と申します!
まずはこのnoteを読んでいただき、ありがとうございます。
簡単に自己紹介をさせてもらいますと、私は転職エージェント経験者の30代サラリーマンです。「なんだ、普通のサラリーマンかいっ!」というツッコミを受けそうなので笑、これまでのキャリアと取り組みをお伝えしますね。
キャリアとしては【MARCH卒業→大手金融企業に3年→大手転職エージェント会社を2社経験(計6年半)→人事採用担当(今ココ)】といったキャリアを歩んでおり、サラリーマンと並行してキャリアやお金についてのブログ運営や資産運用からも副収入を得ています。
30代前半で4社経験なので、ジョブホッパーですね(笑)ただし、そんなジョブホッパーなキャリアですが、いずれも業界大手企業であり、転職活動では毎回複数の内定を勝ち取ることができました。
それはもちろん、自分が特別であったり仕事ができる人材だからではなく、長年のエージェント経験で転職活動のコツを知っているからなだけです。
noteではそういった転職活動のコツやおすすめの働き方などをお伝えしていければと思っています。
今回の内容は、私が実践してきた転職活動における自己分析法です。
★漠然と転職を考えている人
★自分に合う仕事を探したい人
★今の会社のままでいいのか悩んでいる人
★将来転職を検討している人
★求人を見ているがどんな仕事がいいのかわからない人
★今現在転職活動をしているが苦戦中な人
そんな人にとっては、経験談としても有益な情報になっているのではないかと思います。もしご興味あれば、ぜひ一度読んでみてくださいね。
【私(元エージェント)が実践してきた転職活動における自己分析法】
というわけで早速、私が実践してきた転職活動における自己分析方法についてお伝えしていきたいと思います。
多くのサイトでは、「まずは転職サイトに登録!」と勧められているのですが、転職活動においてまず最も重要なのが自己分析です。
「自己分析なんて学生じゃないんだから。」と甘く見てはいけません。
社会人になると仕事や世の中についてなんとなくわかった気になってしまうので、意外と深いところまで考えず、給与や条件面だけを重視して転職を考えてしまいがちです。
給与や条件面だけで転職を決めてしまうと、ほとんどの場合、入社後にギャップが生じます。
「こんなはずじゃなかった…」と、新しい環境を嘆くような状況にもなりかねません。実際私のエージェント経験の中でも、年収で会社を選んで失敗した人をたくさん見てきました。
また、ここでいう自己分析とは、新卒のときのような「自分の好きなこと、向いていること」といった点だけでなく、現状の把握とキャリアプラン・ライフプランの検討でもあります。
具体的には、企業へ応募する前段階で3つのポイントについて思考を整理していきます。
もちろん私も実践したポイントであり、これらを最初に決めておくことで活動方針が明確になり、納得感を持って活動を進められるようになります。ゆくゆくは面接の場でも効果的ですよ。
ポイント①:「なぜ転職したいのか?」を言語化する
転職を考えるとき、「どんな会社に求人があるか?」「何の仕事があるだろう?」「年収はいくらだろう?」といった具合で、会社情報や仕事内容、年収を最初にチェックする人がほとんどです。
そして、多くの人はそんな企業情報や仕事内容、年収レンジだけを見てすぐに動きだし、転職先を決めてしまいます。
そうすると何が起きるかというと、元々の転職理由を払拭できていないため、新しい会社でもまた転職を考えてしまうのです。
そうならないためにも、会社情報は一旦脇に置いておき、
・自分はなぜ転職したいのか?
・現状の何が不満なのか?
・自分は何を求めているのか?
といった点を、客観的に言語化しておく必要があります。
この作業には正解、不正解はなく、合っている間違っているも存在しません。自分が今どう感じていて何が辛いか、何が不満で何を変えたいかに気づくことが重要です。
私が2社目から3社目に移ったときを例にお伝えします。
そのときは経営企画部という部署にいたのですが、常に上長のスケジュールや指示に従い、数時間以内の短納期タスクに追われる環境と、データとにらめっこで人とのコミュニケーションがなかったというのが転職理由でした。
「数時間内の短納期タスク」「人とのコミュニケーションのなさ」、この2点が私にとっての転職理由だと言語化できたことで、3社目ではそれを払拭できる環境を迷うことなく選べました。
このように、「自分にとって何が転職したい理由なのか?」と問われたとき、すぐに言語化できるレベルまで考えておくことがとても重要です。
転職の軸が出来上がりますし、面接通過率も上がり、入社後のギャップというリスクも抑えることができます。
ポイント②:3つの観点で将来を想像する
さて、転職では目先の問題をクリアするだけではなく、転職によってこれからの人生がどう変わるのかについても考慮すべきです。
【今後の人生、10年後20年後はどうなっていたいのか?どんな働き方をしていたいのか?どんな生き方をしていきたいのか?】というイメージまで持てると、さらに転職先を選ぶ精度が向上します。
そこで、キャリアプラン(①業務内容・②時間軸)、働き方、ライフプランという3つの観点から検討していきましょう。
★キャリアプラン①(業務内容)★
まずはキャリアプランですが、ここでは業務内容にフォーカスして、「自分は転職してどんな業務がしたいのだろう?」ということをイメージしてみてください。
「個人(企業)の課題解決ができる仕事がいい」
「データ分析など緻密な作業が伴う仕事が理想」
「イチから商品を作るような企画がしてみたい」
など、自分のやりたいことは何か、考えておくのです。
もしも「やりたいことが特にない」という場合は、過去の行動の中で自分に合う仕事のヒントが眠っているはずです。
・時間を忘れて熱中してしまうこと
・周りから頼られること
・他の人は大変と言うのに自分にとっては簡単だと感じること
興味度が高いことや、相対的に強みのあることは、自分にとって合う仕事に繋がる可能性が高いです。これらの視点で今までを振り返ってみると、自分が就きたい仕事のイメージがきっと湧いてくると思います。
ちなみにやりたいことは何かを考えるとき、「かっこよさそう」「おもしろそう」というイメージで決めてしまうのは危険です。やりたい業務をいくつか挙げてみて、その業務が「自分にとって苦痛に感じない業務内容かどうか」の検討もしてみてください。
分析や議論が苦手なのに、「なんとなくかっこよさそうだからコンサルティングがやりたい!」なんて方向で考えてしまうと、入社後のギャップにやられてしまいますからね。
「やってみたい」かつ「自分が苦痛に感じないか?」の両輪で検討してみてください。
★キャリアプラン②(時間軸)★
また、先に述べたように長期的視野に立って考えることが重要です。
一般的にキャリアチェンジには、希望の職種に未経験で入社する方法と、入社してからの異動や業務の幅を増やすことで希望の職種につく方法の2種類があります。
未経験で入社する方法はハードルが高く、かつ20代が対象になるケースがほとんどなので、もし今20代で職種変更がしたい場合は、早めに選択したほうが良いと言えます。
一方で30代以降になると未経験で新たな職種にチャレンジすることは厳しいので、希望する職種にダイレクトに行けるかを確認しつつも、長期的に移れる方法と可能性を模索すべきです。
いずれにせよ、希望するキャリアの実現のためにはどれくらいの期間が目安なのかを想像しておくと良いと思います。
★働き方★
次に働き方についてです。
バリバリ働きたいのか、私生活を中心に働きたいのか、仲間とわいわい働きたいのか、それとも切磋琢磨していきたいのか、などを想像してください。
私はといいますと、「自分のペースで仕事ができる働き方」を優先して転職活動を進めていました。(上で述べたように、常に突発的に仕事が発生する環境は嫌!と強く思っていました。)
★ライフプラン★
最後にライフプランです。
仕事は人生の一部でもあることを考えると、どんな生活を送りたいか、どんな人生を送っていきたいのかも当然考慮に入れるべきです。
要は、仕事にどれだけのウエイトをかけるのかを、このタイミングで一度見直してみるということです。
例えば、趣味に没頭していきたい人や、両立を計りたい人、他に自分でビジネスをやっている人やこれからやりたい人。もしくは単純に、時間に余裕をもって生活したい人などは、仕事のウエイトを低くする生き方も選択の1つです。
実際に仕事のウエイトを低くして生きている人はたくさんいますし(ダウンシフトという生き方ですね)、全力でサラリーマンをしない生き方だって全く問題ないわけですからね。
逆に、仕事は辛くても高収入であれば全く構わない!ということであれば、多忙な生活を想定して考えても良いと思います。
ポイント③:実際の求人と照らし合わせて検討する
これまでの2つのポイントを考慮して初めて、具体的な案件を見た検討を開始します。
・①②で考えた事を現実化させるにはどんな仕事や会社ならいいのだろうか
・100%叶う先がないのであれば、どこを妥協できるのか
といった点を想像してみてください。
ここでは必ずしも求人に応募する必要はなく、具体的な案件を見ながら自分の希望に合いそうな仕事・職場を知ることが目的です。これまでの自己分析を踏まえた上で実際の求人を見れば、自分に合いそうな仕事や職場が、よりリアルなイメージになります。
より現実的なイメージを持った上で、あとはそのイメージに近い案件を選び、実際の応募へと繋げていくのです。自己分析のおかげで案件選定の精度がかなり上がるので、迷いや入社後のギャップも抑えることができますよ。
まとめ
転職活動の準備として押さえておくべき3つの自己分析
ポイント①:なぜ転職したいのか?を言語化する
ポイント②:キャリアプラン(業務内容と時間軸)や働き方・ライフスタイルを想像する
ポイント③:ポイント①と②を念頭に実際の案件と照らし合わせてみる
というわけで、実際に転職活動する前に押さえておくべき自己分析についてでした。状況を整理して、ありたい姿をイメージしておくと、転職活動後半にもブレがなくなります。
内定のフェーズになると、年収の問題や「やっぱり今の方がいいかも…。」なんて迷いが生じがちです。迷ったら最初にイメージした自分のありたい姿に立ち戻って考えてみてくださいね。
今回お伝えした、「転職活動における自己分析法」については、私が実践し効果が得られた内容をまとめたものです。
世の中には転職のノウハウがたくさん存在しますが、いわゆる常識的なことばかりが記載されていて、実践的で具体的な内容って少ないのだな、と思ったことが、このnoteの執筆に至った理由です。
私のこれまでの転職成功経験、また転職エージェントとしての経験が、あなたの転職活動や何かの気づきに役立てられたら幸いです。
また冒頭でもお伝えしましたが、Twitterやブログにて活動を行っていますので、もしご興味があればぜひ覗いてみてくださいね。
それでは、またお会いしましょう!