ABテストを生活に取り入れると人生変わる
人間は慣れ親しんだものや安心できるもので満たされた領域、コンフォートゾーンというものを持っている。
コンフォートゾーン内では不安や心配はないので、意思決定する際には無意識にそんなコンフォートゾーン内にあるものを選びがちである。
例えば、定食屋に行ったときに毎回好きな唐揚げ定食ばかり頼んでしまうのは、唐揚げ定食というコンフォートゾーン内のメニューを選んでおけば間違いなく失敗はせず、一定の満足感を得られるから。(ちなみに自分のこと)
ただし、いつもの唐揚げ定食を頼めば一定の満足感は得られるものの、想定通りの感想が待つだけで、そこに意外性や新たな発見はない。
いつもと違う結果を得たいなら、いつもと違う行動をしないといけない。
でも安定した満足感を得たい我々は、なかなか普段と違った行動はしにくい。
さて、そんなときにABテストの思考や習慣を持っていると便利。
ABテストというのは、AとBという2つのパターンを用意し、同条件で実行した結果を比べ、どちらがより有益かを測る検証アプローチのこと。
ABテストを行えばどちらが優れているかがわかるので、テスト以降はメリットが少ない選択肢を選ぶことは今後なくなる。そしてこれを繰り返せば、もっとも有益な選択肢(郡)をあぶり出すことができる。
さて、話は大きくなるけれど、今の人生に変化を求めてる場合は、通常とは異なる行動を取ることが必須。
でも既述した通り、人間はコンフォートゾーンからなかなか出たがらないので、いつもと違った行動を選択することのハードルがとても高く、結果として何も変えられない、という状態が続いてしまいがち。
そこで普段からABテストをするクセがついてる人は、一時の満足感よりも、もっと良い選択肢がないかと模索を続けていく。
つまり中長期的な視野に立って、自分にとってベストな選択肢をあぶり出すべく、毎回異なる行動を取るので、これは自然とコンフォートゾーンから飛び出すことを意味する。
タイトルには「人生変わる」と書いたけれど、人生を変えるのに重要なことは、小さな変化のきっかけをいか多く作るか、だと言われてる。
ABテストによって自分の満足感を検証していく習慣がある人は、そのプロセスの中で必然的にたくさんの異なる行動を起こすので、「人生を変えるかもしれないきっかけ」に出会う可能性が高まるはず。
てなわけでABテストで自分の選択を検証し続けると人生変わってくるので、変化がない日常に嫌気がさしてるなら、ABテストで自分のやりたいことや好みを検証していくといいと思う。