厚底ランニングシューズは諸刃の剣
市民ランナーにも浸透している「厚底ランニングシューズ」。
ですが、その推進力は諸刃の剣の側面も。高校時代まで厚底を履いていない子がいきなり履くと、思わぬケガにつながるようです。
厚底ではどうしても、それまで使わなかったところに負担がかかります。ギアはアスリートにとって、「流行りのモノ」ではありません。その特性をよく理解しなければいけない。
青学大や東海大などでは厚底に対応するためのフィジカルトレーニングにも力を入れていますが、新入生、それも高校時代に都大路を走ったようなレベルが高い選手ほど、まずは厚底を履くためのトレーニングをした方がいいような気がします。
本格的な大会シーズンが始まりますが、市民ランナーもその推進力だけに目を向けるのではなく、履きこなせる筋力があるか、検証する必要があるでしょう。